枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

火星・マーズ

2018年07月31日 | Weblog

 昨夜の雲行きはまずまずで、庭に出ると南の天に、朱赤に輝く惑星が観えた。光度も素晴らしく、地球に接近しているので、その大きさに圧倒される。火星が光を増すと、火の粉が舞い、災いは広がる、とも言い伝えにも、科学的な根拠を知らぬ庶民には、噂の方が勝ってくる。ギリシャ語で戦いの神。

 朝、右足の痺れは残っているものの、何とか歩けるので、勤務に出る用意をする。体調にも依るが、少しばかり涼しくなってきたのも、家に居る限りはあり難い。すばるの居場所を見ていると、風の通りの好い所を探し、気持ち良さそうに眠っている。気温が低くなると、傍に来て甘える。腕に吸い付く。

 業務をこなすのは、勤務者にも依るが、協力し合ってのチームワークが出来ないと、支障が生じて怪しくなる。何とか歩けるとは言っても、動けなかったら困るので、見守り優先でさせてもらう。何時もは何でも熟せるが、自信のなさも影響して、組んだ同僚が身軽くしてくれる。あり難いことですね。

 で。火星の話をしたものの、天のことは初心者には無理と、携帯に連絡する。外に出て夜空を観れば、火星は東南方向にある。南を向いて右手を翳し、親指の先にあることを伝える。ありました!と歓声がする。運よく夏の大三角も天頂に昇っている。天の川は雲に隠れているそうだが、木星もはっきり。

 あっ!流れ星と叫んでいる。自宅に居ながら観れるなんて、なんという幸運だ。然も無料である。夏休みの課題が一つ済んだでしょう?藤井旭さんの天文年間は、チロ天文台長のお薦めで、使い良いのが人気の秘密。天文台に出掛けましょう。雄大な宇宙の移り行きは、何度眺めても最高の素晴らしさだ。

 ペルセウス座流星群も間近だ。ピノキオの星に願いを。信じることは、生きる希望にも繋がる。自然が生み出す数々の不思議には、人智を超える不可思議さが含まれるの。淋しい時も、哀しい時にも、天を見上げていたい。歓びに愉しみに、支えられて暮らしたい。夢を失わず、心豊かな想いを抱きつつ。

 新暦の7月が終わる。立秋が近くなって、気温も下がってきた。駐車場から歩いていると、甘い匂いが漂う。ふと横を見れば藤の花が咲いている。気温の激変にびっくりして咲いたものか。木蓮が咲くのは知っているし、何度も見ているが、藤の花は初めてだった。自然界の異変も、予測不能なことが多い。

 栴檀・樗・獄門の樹とも呼ばれる。戦国時代から江戸時代まで、見せしめのさらし首をかけていた。

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