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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

上弦・小潮、春の宇宙。

2015年03月27日 | Weblog

 勤務を終えて、帰ろうとしたが、月の余りの美しさに、外に出てみよう。と声をかける。上弦の月、と言ってもピンと来ないようで、新月から上弦になり、満月に。欠けていって下弦になり、新月に戻ることを話す。かぐや姫とまではいかずとも、月を愛でたい。

 駐車場までを歩き、愛車で帰宅途上、西の宇宙に輝く金星を認める。高度が上がっているので、自宅からの撮影ができる。木星は東の宇宙だ。双眼鏡が壊れていて、衛星までは観られないのが残念。春の天空は、淡い星が多いが、金星の輝きが際立つ。

 天文台までは距離があるし、勤務上の問題で、徹夜はできない。月に合わせたり、星座の動きにすると、職場に迷惑がかかる。以前は、暗くなるのが待ちきれず、日参していたが、体力的に無理になった。自宅観測に変更して、少し物足りないが安全第一。

 旧針供養。ちょっとした繕い物や、釦付け等は、針が多いに役に立つ。豆腐や、蒟蒻に折れた針や、曲がった針を刺し、縫い物ができることへの感謝と、使えなくなった針への感謝の意。仕事を辞めたら、編み物や縫い物をしたい。機械は倉庫で眠っている。

 庭の小手毬や、木香バラ、薔薇の新芽が薄緑から、除々に濃い緑へと変わっていく。春光を浴びて、思いっきり背伸びをしているよう。メアリが秘密の花園、と名づけた気持ちがわかる。初夏になったら、むせ返る薔薇の匂いにつつまれる。花の香りに咽ぶ。

 自然をいつも感じていると、命の大切さや、尊さに触れられる。小さな世界が、あちこちで開いて、周ったり、広がったり、縮まったり、揺れている。人間の思惑とは正反対の世界が、見えないけれど存在する。でもきっと、見ようとすれば何時でも視えるんだね。

 午後の枇杷葉。陽は可なり西に傾いた。9年目にやっと生った白枇杷。果肉は甘酸っぱさが特徴。

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