夕方から降りだした雨に、洗濯物が頭を過る。昨日、乾いていて、干していないことに気づいたのは、帰宅してからだ。此の所、雨が多い。クリスマスローズの蕾にはいいかも。我が家には、何故かこの花が合って、枯れないで増えている。
地植にしたいのはやまやまだが、自分の家であって、借家である。引越しをしないとも限らない。そうなったら、捨てていくには忍びない。かといって、持って行けるかもわからないし。同時に、残して行けるとは思えず。複雑な心境。
冬至です。鰯を焼き、南瓜を炊き、柚湯に入る。子どもの頃には、当たり前の光景だった。風呂場の火で点けた七輪に炭を接ぎ、てっきゅうに鰯を乗せて焼く。当主が食べた鰯の頭を、柊の枝に刺し、玄関の藁に飾る。1年中で一番陽が短く、夜が長い。
巷の界隈では、猫や犬がクリスマスに高じているとか。何でも、サンタの格好をさせ、プレゼントを強制するとかしないとか。人間には面白いことも、動物にすれば、ありがた迷惑。犬や猫に、服を着せるのは頂けない。まあ、猫は寒がりだから・・・
来年の話をしたら、鬼が笑う。と言うが、天文界では、彗星が観られそう!最近の彗星は、百武彗星が記憶にあるが、何故か姿を現さない。新星や彗星の発見には、見つけた人の名がつく。日本では、池谷薫さん、関勉さんが有名。
初めて彗星を観たのは、中学1年生。これは-2等星で、尾の長さが広く見事だった。自宅の庭で観、壮大な宇宙の現象に、息を呑んだ記憶がある。望遠鏡も要らず、肉眼での観測だった。自分の意思ではなく、兄に懐中電灯で頭を小突かれ起きた。
冬の大三角が素晴しい。そこから少し北に眼を移すと、昴が観える。直ぐ傍に、木星が一際輝くのがわかる。携帯で写せます。最近の携帯は画数が細かい。くっきりと写った宇宙は、夢とロマンをかき立てる。
金星、月。ことある毎に見惚れる物体。憧れの尽きない想いに駆り立てられる。