洗剤の強いのに負けるので、かなり気を使っているが、濃縮したのをそのまま入れたらしく、右手の中指の先が炸裂した。仕方なくカットバンを貼る。個人的には厭だが、他人に迷惑はかけられない。今晩は、指に塩を巻いて寝よう。
木村秋則さんの無農薬栽培の米が、ネットで買えるのを見つけた。来春には映画も上映されるらしい。稲は田がなく作れないが、林檎はやってみたい。あの味に違いない。きっと食べたくてたまらない林檎の味だろう。百姓が地球を救う、と言うのは真実だ。
月が欠けていく。そこにきて、大事故が発生した。旧暦・暦を見たのだろうか。と、呟く。これも神の気紛れか。嫌々、人間の驕りや慢心が生み出したもの。点検も、高い所は目視とあるが、工事自体が手抜きであったとしか思えない。
ここ数日、悪夢に魘されてきた。とても恐い夢だった。現実に起こった訳でもないのに、四方八方行き止まりで、押し潰されそうだった。だがそれが、一体何を指すのかまではわからなかった。神経が散漫になっていたからだが、足が前に出なくて難渋した。
数十年前、日航機の御巣鷹山での事故。子ども達を昼寝させていた時、異常なエネルギーを感じた途端、無数の手が黒い穴から伸びて来た。摑まる!逃げなければ。だが体が動かない。金縛りだった。声にならない恐怖に、無我夢中で叫んだ。
汗びっしょりだった。夏場だから汗は出るが、冷や汗であった。傍に居た娘が、私の声に驚いて起き、異様に大きな眼で見つめていた。穴は空中に浮かんでおり、しゅるしゅると萎んでいった。娘とは、龍も観ている。何か惹きつけるのだろうか。
姫路城には、徳川秀忠、お江の息女・千姫が、豊臣秀頼の自決後、再婚している先である。白鷺城とも呼ばれる、美しい白亜の城の桜。