帰路、宇宙を観上げれば、木星と金星が洸を放つ。何という美しい輝きか。時の経つのも忘れ佇む。都会の人工の輝きには魅了はないが、自然の恩恵を感じつつ、恐ろしさも思う。人間が生身の体である限りは、ありふれた物にこそ、命が宿るのだ。
蒔かぬ種は生えない。と言うが、自然への畏怖の念を持っていれば、自分の落ち度がわかる。祈ることしかできないかもしれぬが、生かされていることへの感謝の想いには、見返りはいらない。今尚、行方の定かでない人にも、生まれ変わって来ることを祈る。
あの日から、たくさんの星が流れた。原発のために、どれだけ多くの犠牲が出て、真実が語られて衝撃が走った。考えられないほど、お金が流れていた。そのお金のせいで、消費税を背負わされ、更に税金を取り立てるという。
原発マネーを受け取らなかった自治体があったのか?国民の暮らしを守るどころか、悪化させる状況を造っていた。福島だけの問題ではない。私たちの棲む、地球という惑星のことなのだから。もっと考え、知恵を出し合い、勇気を振り絞って原発を止めよう。
原発が、安心・安全な物であるなら、大都会に建設すればいい。放射能の恐ろしさは無い筈だ。自分の生活が確保されていれば、支援物資が送れれば、義援金が出せればいいの?人類の危機に、再稼動などあり得ない。
世界の何処にあっても、地球を滅ぼすことに変わりはない。快適な生活も、便利な品物も、お金さえ払えば手に入る。強ち間違っているのでないが、無機質な感じもする。自家製での物は珍しい。何もかもは無理なので、枇杷葉とドクダミは育てよう。
向かって右は、サンタさん枇杷葉。左奥は、りささん枇杷葉。手前は決めていない。この他に、鉢仕立てが数本あり、プランターにも苗が育つ。