
2006-1211-yis041
竹の葉に霰が当たる夜などは
とても独りで寝られやしないわ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○詞書に、「たのめたる男の、いまやいまやと待ちたるに、まへなる竹の葉に、あられのふりかかるを聞きて」。頼りにしているあの方、今か今かとお待ちしているのに・・・いつしか霰など落ちてきた様子。前庭の竹の葉を激しく叩く音に不安が募って、詠んだ歌。
¶さらさら=霰の擬音と、一向に、を懸ける。本当は「ばらばら」「ぱらぱら」と言うべきところ、技巧上「さらさら」とした。
□和041:たけのはに あられふるよは さらさらに
ひとりはぬべき ここちこそせね
□悠041:たけのはに あられがあたる よるなどは
とてもひとりで ねられやしないわ
竹の葉に霰が当たる夜などは
とても独りで寝られやしないわ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○詞書に、「たのめたる男の、いまやいまやと待ちたるに、まへなる竹の葉に、あられのふりかかるを聞きて」。頼りにしているあの方、今か今かとお待ちしているのに・・・いつしか霰など落ちてきた様子。前庭の竹の葉を激しく叩く音に不安が募って、詠んだ歌。
¶さらさら=霰の擬音と、一向に、を懸ける。本当は「ばらばら」「ぱらぱら」と言うべきところ、技巧上「さらさら」とした。
□和041:たけのはに あられふるよは さらさらに
ひとりはぬべき ここちこそせね
□悠041:たけのはに あられがあたる よるなどは
とてもひとりで ねられやしないわ