2007-0317-yis117
ゆっくりと休むことなくそそくさと
帰り支度をなさる方とは… 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「宵のほどまうできたりける男の疾く帰りければ」。類歌の第043歌を参観されたし。余韻記号「…」は初使用。せっかくの夜ですから、ゆっくりやす(休・寝)む心算だったのではありませんか。それを、槙の戸締まりも確かめずに、慌ててお帰りとは・・・。私への気持ちは、その程度だったのでしょうか。
¶た(立)つにた(立)ちう(憂)き=帰ろうと思っても、帰りがたい。
¶さ(然)しも=そのようにも。
□和117:やすらはで たつにたちうき まきのとを
さしもおもはぬ ひともありけり
□悠117:ゆっくりと やすむことなく そそくさと
かえりじたくを なさるかたとは…
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