2007-0205-yis085
話だけ聞かされどおしで朝が明け
春のひと夜は期待はずれよ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○詞書に、「やよひのころ、よもすがら物語りして帰り侍りし人の、けさはいとどものおもはしきよし、申しつかはしたりに」。その心算のご来訪にしては、明け方までよくお話なさいましたこと。え? 心残りだったんですって? それはそうでしょうよ、私とて呆れましたわ・・・。和泉さん、なかなかですなぁ。
¶夢をだに見で=「勿論契りを交わすこともなかった、の意。思いを遂げることができなかった男を揶揄したものか。」(新潮版)
□和085:けさはしも なげきもすらん いたづらに
はるのよひとよ ゆめをだにみで
□悠085:はなしだけ きかされどおしで あさがあけ
はるのひとよは きたいはずれよ
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