悠山人の新古今

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俳句写真142 熟するを

2007-08-26 00:15:00 | 俳句写真
2007-0826-yhs142
熟するを
座して待つとや
富士林檎   悠山人


○俳句写真、詠む。
○菜園を見回ったら、もう少し待って、と林檎(富士)たちが合唱した。試食してみると、もういいよ、という感触。猛暑夏の故かどうか、ことしは百~二百個の当たり年。例によって手入れをしないから、小粒が多い。でも自家製、無農薬というのが、何よりの安心。
¶林檎(りんご)=少し調べてみた。『万葉集』には出ない。平安期以後、「りんごう」で文献に出るらしい。「林檎」の漢字は中国渡来で、現代発音では lin2 qin2、日本語で「りんきん」。 ただし、現代中国語では、「苹果(ping2guo3)(へいか)」。西欧では、旧約聖書(アダムとの関係)やギリシャ神話(パリスの審判)で、古くから知られるが、旧約で「善悪を知る木」とあるのを林檎としたのは、後のJ.ミルトンの『Paradise Lost』(失楽園)という説がある。(諸資料による)
□俳写142 じゅくするを ざしてまつとや ふじりんご
【写真】画面の切取りなし。この林檎が、下の枝に座り込んでいた。きのうの日没前、自宅。ストロボを日中同調。