悠山人の新古今

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短歌写真435 夢いまだ

2007-08-20 01:20:00 | 短歌写真

2007-0820-yts435
夢いまだ醒めやらざりしかんばせの
なほにほはしき花於久良かな   悠山人

○短歌写真、詠む。
○花オクラ。一日どころか、早朝からわずか半日の花である。五弁が正確に重ね巻きの、漏斗状になって咲く。レンズを近づけると、心拍が高まるほどの美しさである。姿を愛でたあとは、さっと湯掻いた湯葉仕立てで賞味する。「夢去りぬ」の曲の印象と合わせた。cf.短歌写真2005-0810遠つ時 2005年08月10日。
¶にほ(匂)はし=「美しい」。三省堂版『現代語から古語を引く辞典』からの初引用。以後、三省版『逆引き古語辞典』とも略す。
¶¶花於久良(はなおくら)=通称花オクラ Okra に、万葉仮名を組合わせた、私の歌語である。
短写435 ゆめいまだ さめやらざしり かんばせの
        なほにほはしき はなおくらかな
【写真】花漏斗が青空に負けて暗化するので、ストロボを同調させる。昨朝、自宅菜園で。
【memo
】二、三日前、夢の中で「♪夢、夢ならば」の曲が流れ出した。起きてから調べると、「夢去りぬ」という題で、「♪夢いまだ醒めやらぬ・・・」という歌い出しであることが分かった。電網検索しているうちに、この曲がかなり数奇な運命を辿ったことも、合わせて知ることになる。真夜中、二時間ほどがあっという間に過ぎた。さすがにそれ以上の追跡を断念する。いま、この記事は、その電網midiカラオケを流しながら、書いている。もう百数十回は繰り返していよう。