悠山人の新古今

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短歌写真423 風鈴の

2007-08-10 03:30:00 | 短歌写真
2007-0810-yts423
風鈴のひと鳴りごとに夏去にて
亥の年ゆゑか時のときたる   悠山人

○短歌写真、詠む。
○憲法を改「正」する、と叫び続けている最高権力者が、憲法を順守する、などと挨拶した。(長崎の平和式典を実況視聴) 心の中に空しい風が吹いた。同じ風でも、鈴をならず風なら、と。
¶去(い)ぬ=活用は「自ナ変」。<ナ行変格活用の同士は「死ぬ」「往(い)ぬ」の二語だけ。>と『古語辞典』。すっかり忘れていた。「時」と「疾き」で、掛詞というよりは、言葉の遊び。
¶と(疾)きたる=「疾し」を終止形とする、ク活形容詞。
短写423 ふうりんの ひとなりごとに なついにて
        ゐのとしゆゑか ときのときたる
【写真】きのう、自宅で。午後、風やや強し。桔梗の前に風鈴をセットして撮影。超接写なので、かなり難しい。しかも、風鈴を透かして桔梗を、と欲張った。なおこれは先日、M社からの頂き物。