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悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集041 竹の葉に

2006-12-11 00:10:00 | 和泉式部集
2006-1211-yis041
竹の葉に霰が当たる夜などは
とても独りで寝られやしないわ   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○詞書に、「たのめたる男の、いまやいまやと待ちたるに、まへなる竹の葉に、あられのふりかかるを聞きて」。頼りにしているあの方、今か今かとお待ちしているのに・・・いつしか霰など落ちてきた様子。前庭の竹の葉を激しく叩く音に不安が募って、詠んだ歌。
¶さらさら=霰の擬音と、一向に、を懸ける。本当は「ばらばら」「ぱらぱら」と言うべきところ、技巧上「さらさら」とした。
□和041:たけのはに あられふるよは さらさらに
      ひとりはぬべき ここちこそせね   
□悠041:たけのはに あられがあたる よるなどは
      とてもひとりで ねられやしないわ

俳句写真035 来歴も

2006-12-11 00:00:00 | 俳句写真
2006-1211-yhs035 Crossostephium artemisioides
来歴も
知らず犇く
木白虹   悠山人

○俳句写真、詠む。
○戸外で元気よく葉を広げている。花は春、薄黄色? 来歴とは、正式な草花名の由来ではないけれど、1918年に大阪で「白虹事件」というのがあった。古来中国では白虹は凶兆とされることが発端。簡体字版 Yahoo!  から検索したら、元史本紀巻四十七順帝王十というところに、「二十六年春三月丁亥,白虹五道亘天,其第三道貫日」などとあった。たまたま、来年は丁亥年なので、転禍為福を願って。

□俳写035 らいれきも しらずひしめく もくびゃっこう

【写真】花市で、きのう。