悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

紫式部集042 夕暮れに

2006-05-22 01:20:00 | 紫式部集
2006-0522-yms042
夕暮れに親鴛鴦の跡を追い
はぐれて迷う気の毒な子よ   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=夫の前妻の娘が、父の遺筆を見て嘆いている。あなたもお気の毒にね、同情するわ。
 ¶鴛鴦=原歌では、新潮版に「鴛鴦」、平王クに「鴛」。漢二字で「お
 し」「おしどり」の両読み
。季語では冬。
 ¶見る見る=見ながら。seeing her parent's trace。
□紫042:ゆふぎりに みしまがくれし をしのこの
      あとをみるみる まどはるるかな
□悠042:ゆうぐれに おやおしどりの あとをおい
      はぐれてまよう きのどくなこよ
*now streaming : Bernhard Molique p Mannheimer | String Quartet Op. 18*
 http://69.28.128.148:80/stream/radioio_classical_free_hi

短歌写真153 訪ふ人も

2006-05-22 01:10:00 | 短歌写真

2006-0522-yts153
訪ふ人もまれなる山に春の雪と
紛ふばかりの林檎花かな   悠山人

○短歌写真、詠む。
○標高千メートル内外の山腹
。小雨で生き生き。はっきりしないので、仮に山林檎に見立てる。
□とふひとも まれなるやまに はるのゆきと
  まがふばかりの りんごばなかな