悠山人の新古今

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短歌写真148 数多経り

2006-05-17 04:00:00 | 短歌写真
2006-0517-yts148
数多経りつつじの能に夕顔の
光もるらし半蔀よりはも   悠山人

○短歌写真、詠む。
○大隈講堂恒例のつつじ能。一昨年の演目(金春流)を参考にした。
 ¶蔀(しとみ)=「①寝殿造の邸宅における屏障具の一。格子組の裏
 に板を張り、日光をさえぎり、風雨を防ぐ戸。はじめは1枚板。多くは
 上下2枚に分れ、下1枚を立て、上1枚は金物で釣り上げて採光用と
 し、これを釣蔀または半蔀(はじとみ)という。また、屋外にあって垣
 の用をなすものを立蔀(たてじとみ)という。訛って「ひとみ」とも。」(広
 辞苑)
 ¶半蔀(はじとみ)=能演目としては、金春、観世、金剛など各流に伝
 わる。源氏物語の夕顔が、光君と初めて迎える夜に、
    心あてにそれかとぞ見る白露の   
    光添へたる夕顔の花
 と贈れば、君は
    よりてこそそれかとも見め黄昏に
    ほのぼの見えし夕顔の花
 と返す。半蔀は二人の愛の隠喩。
 (大阪・山本能楽堂の、次のURLを参照した。)
 http://72.14.203.104/search?q=cache:GB02rQGrRh4J:www.h6.dion.ne.jp/~asano/hajitomisya.htm+%E5%8D%8A%E8%94%80&hl=ja&ct=clnk&cd=1
□あまたふり つつじののうに ゆふがほの
  ひかりもるらし はじとみよりはも
*now streaming : Hummel / Stephen Hough | Piano Sonata In F Minor Op. 20*
 http://69.28.128.148:80/stream/radioio_classical_med