百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

宮城遥拝

2011-09-11 17:57:41 | 随想

  9月11日(日)   平成17年1月1日より 2,354 日目
               歩いた歩数           その距離
本日        12,674 歩         8,872 m
総計 34,136,787 歩 23,895,751m
地中海からイタリヤ半島に上陸ローマからフィレンツェに向かう。後 175,088 m
             
                        姿を
見せ始めた新幹線飯山駅

 私が学校に通って居た頃、通学は省線だったので、行き帰りには東京駅でいつも宮城に向かって最敬礼をした。これが宮城遥拝だが、当時は日本国民としての当然の努めであり、また国民としての心の拠り所でもあった。それを怠った社会人を非国民だとさえ思って居た程だ。

 「天皇は神聖にして侵すべからず」「天皇は現人神」「天皇に忠節を尽くしてこそ日本の繁栄がある」との信条から、君が代の斉唱・日の丸の掲揚・奉安殿への敬礼と共に宮城遥拝も戦時下になって盛んに行わるようになってきた。特に大東亜戦争に入ってからは、国民の戦意高揚を図るため、また戦局が厳しくなってからは「日本は神国なり。神風は必ず吹く」などと念じて益々盛んになって来た。それが敗戦で終わって、天皇は「現人神」から「人間天皇」となり、【国家の象徴】となられた。

 北朝鮮の現状を見るとき、今更ながら嘗ての日本を思い出す。朝鮮民主主義人民共和国などと称しているが何が民主主義だ。どう見ても「金王朝」と云った独裁国家だとしか思えない。

 金正日は金日成から朝鮮労働党総書記の地位を世襲して、さらにその息子に後継者を譲る予定ではないか。また軍部・政治的要職にある者はその家族が継ぐなど血統による市民支配も行われており、社会主義の理念から完全に逸脱した封建的な統治体制がいまでも行われている。しかし北朝鮮の人民はそれに疑問に思う者が居ないばかりか、金正日将軍の為なら命も惜しまないといった忠誠心まで持って居るという。

 全体主義国家・軍国主義国家・独裁国家の恐ろしさだ。嘗ての日本帝国もそうだった。反省して止まない。