北の旅人

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海外旅行での失敗談①

2007-04-12 13:55:10 | Weblog

6年前の2月、スイス(アルプス)・ドイツ(ロマンチック街道)・フランス(パリ)を旅した。この時、二つの失敗をした。これからゴールデンウィークで海外へ出かける人が多くなると思うが、何がしかの参考にしていただきたい。

 

①ニセ札をつかまされた! 

パリでの出来事。妻と二人でオルセー美術館へ行った。フランで入場料を払ったところ、なかなか入場券を渡してくれないので、おかしいなと思って受付の中を覗いてみると、何やら顕微鏡のようなものでお札を鑑定している。

やがて、「このお札は使えない」「ビザ、ビザ」というのだが、すぐには理解できなかった。VISAカードを持っていないかということだった。(JCBカードは使えなかった)フランの持ち合わせが無かったため、近くにいた日本人に両替してもらって入場した。美術館を出た後、両替した店に行ったら、すぐにニセ札だと分かった。

さて、どこでニセ札をつかまされたのか。

実は、前日パリ中心部から20分ほどかかるホテルまでタクシーに乗った。下りる時、タクシー代を払ったら、「これは切れているからダメだ」と言って、お札を返してよこしたが、その時に、運転手がお札を摩り替えて渡してよこしたのだ。その時は全く気づかず、改めて別のお札を出したというわけ。日本円にして、2500円ほどだった。

 

この運転手、誠に調子がよく、ホテルに着くまで、一生懸命に観光ガイドをしてくれる。時には日本語を交え、妻が覚えたてのフランス語の単語を発すると「お上手、お上手」と、しきりに褒める。私たちは、「いいタクシーの運転手に当たったね」と、すっかりいい気分になったほど。これがクセものだったのだ。だから、海外に出て親切にされた時は、十分に注意したほうがいい。

 

②パスポート・財布を入れたバッグを忘れた!

 帰国する日の朝、ホテル1階で朝食後、ロビーで新聞を読んでいた。(知っている単語を拾い読みする程度)8日間の旅で、少し疲れていたこともあり、ボーっとしていたのだと思う。パスポート・財布が入っているショルダーバッグを、ついうっかり座っている横のイスに置いた。現地のガイドさんに、「くれぐれも貴重品は肌身離さず持っているように。盗られたら絶対出てこないので」とキツク注意されていたのに、やっちゃった。

 

忘れたのに気づいたのは5階の部屋に戻ったときだった。ほんとうに心臓が凍りついた。エレベーターはすぐに来ず、待ちきれなくて二人で階段を走った。この時ほど距離の長さを感じたことはなかった。ロビーに行くと、「あったー!」。ほんとに信じられなかったが、ホッとした。

 

あとで、ガイドさんに話したら、「奇跡だね」と言われた。もし無かったら、一大事だった。今、思い出しても冷や汗が、どっと出てくる。これから海外へ出かけるみなさんは、私のようなバカはしなと思うが、気をつけるに越したことはない。何せ日本人はお金持ちだと思われているので、それこそ、くれぐれもご注意を。



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