北の旅人

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セカンドオピニオン

2007-02-27 16:03:03 | Weblog

昨年4月、「神経鞘種」という、聞いたこともない病気になり手術した。左肩から首、背中にかけて激痛があり、鎮痛剤を使わなければ夜もよく眠れない日が続いた。

近所の整形外科でMRIを撮ったところ、脊髄(首の辺り)に2センチ強の腫瘍が判明。とりあえず3か月ぐらいは鎮痛剤を使用しながら、様子をみることにした。手術した場合、最悪、車イスの生活も無いとは言えないということだった。

そして、大学病院の整形外科を紹介されたが、ここでも、後遺症が残るより痛み止めで凌げるなら、そのほうがいいと言うので、それに従った。しかし、3~4か月経っても何も変わらなかったので、たまたま知り合いに聞いた近郊の全国的に知られる整形外科へ行ってみた。だが、やはり手術には消極的。

そして、万が一、足がもつれたり、右肩などにも痛みが広がるようなら、救急車でも入院しなければダメだと言われ、先の大学病院の脳神経外科の助教授を紹介してくれた。すぐに、その先生に診てもらったところ、「多少の後遺症は残るかもしれないが、手術した方がいい」と言われ、即手術。

約1か月の入院、リハビリを続け、10月ごろに、やっと日常生活に戻ることができた。結局4人の医者に診てもらい、3人は手術に消極的で、4人目の医者が自信をもって手術したほうがベターだと言ってくれた。自分自身も多少のリスクは止むを得ないと覚悟を決めて手術に臨んだ。

その結果、今ではほとんど後遺症らしいものは残らず、ほんとに良かったと、ほっとしている。 信頼できる医者に出会うことができて、非常に幸運だった。そうでなければ、いまだに先が見えないまま激痛に耐えていなればならなかったかもしれない。セカンドオピニオンの大切さを改めて実感している。



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