北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

政治センスがない、嘉田由紀子・滋賀県知事

2013-01-14 14:31:16 | Weblog

滋賀県の嘉田由紀子知事は13日、大津市内であった後援会の新年会で、昨年11月の日本未来の党の結党について、小沢一郎衆院議員から「あなたが(代表として)出てくれたら(衆院選で)100人通ると言われた」と経緯を明かした。そのうえで、「後から思ったら、信じるべきではなかった」などと釈明した。

嘉田知事は、結党の意向表明の直後、小沢氏との連携に対し県庁に批判の電話が相次いだと振り返り、「小沢さんに『何でこんなに評判が悪いんですか。これでは到底やれません』と言い、一兵卒として表から引いてくださいと申し上げた」と述べた。
(2013年1月14日10時33分 読売新聞)

この記事は、改めて嘉田氏の政治センスの無さを暴露している。衆院選前には「小沢氏を使いこなす」と公言していた嘉田氏は、案の定、結党から1カ月足らずで使い捨てにされた。

「あなたが(代表として)出てくれたら(衆院選で)100人通ると言われた」ということを間に受けるほど、小沢氏のことも政治状況も全く把握できていなかったということだ。見るが良い。小沢氏は「一兵卒として頑張る」などと言っていたが、今までの経緯をみれば、そんな立場に満足するようなタマではないのだ。近く、弱小政党に落ちぶれた「生活の党」の代表になるらしいが。

しかも、たった1カ月やそこらで、新党を立ち上げようなんて考えること自体が安易過ぎるし、有権者を甘くみている。読売新聞がコラムで、嘉田氏を評して「女・鳩山由紀夫」と書いていたが、政治家としては、せいぜい、その程度の資質しか持ち合わせていない。

滋賀県議会では、知事と未来代表の兼任は県政に支障をきたすとして、兼務解消を求める決議案を提出し、賛成多数で可決され、嘉田知事は日本未来の党の代表を降り、知事職に専念するとした。最近、橋下大阪市長などが国会議員と自治体首長の兼務を主張しているが、物理的に見ても無理なことは明白だ。

それにしても、あっという間に分党した小沢氏、嘉田氏らは、有権者への裏切りを、どう考えているのだろうか。小沢氏は「夏の参院選挙が勝負だ」と言っているが、とっくに勝負はついている。

有権者も、そんなに甘くないぞ!