英語読解のポイント

2006年10月10日 09時41分19秒 | 自分の意見の陳述
自分の英語の勉強を通じて思うことですが、どこがつまずきのポイントか?どこに落とし穴があるか?と考えてみた。答えは以下の通り。
①関係代名詞と関係副詞、及びその継続用法の使い方
②thatの使われ方の見分け:関係代名詞、関係副詞の場合と、そうでない場合がある。
③分詞構文、独立分詞構文

③についてはよく言及してきたのですが、thatも研究に値すると思います。

from Haruki Murakami

2006年10月10日 09時28分11秒 | 自分の意見の陳述
今日は新聞が休みです。おととい本屋で村上春樹の英訳本を買いました。Jay Rubinでハーバード大学の日本文学の専攻教授です。小説の英語は難しいと思われる。中味が文化的な内容が多いのが理由。理科的なことのほうが、英語化しやすい。逆に言えば、理科的なこと、社会科学的なことから英語は入ったほうが、進歩しやすく、小説から入るのは得策でないと思えます。ですが、久しぶりに、小説の文章をよんでみた。
で、思ったことは、小説形式で、ポイントになるのは、分詞構文、独立分詞構文ではないかと。
分詞構文とは、分詞構文中の動詞の主語が、主節の主語と同じ場合。
独立分詞構文とは、分詞構文中の主語が、主節の主語とは、違う。
次の文章は、「Landscape from Flatiron」の出だしです。

Junko was watching television when the phone rang a few minutes before midnight.Keisuke sat in the corner of the room wearing headphones, eyes half closed,head swinging back and forth as his long fingers flew over the strings of his electric guitar.

この中の二番目の文章中に分詞構文が1つ、独立分詞構文が2つ出てきます。
分詞構文はwearing headphonesで、wearの主語は、Keisukeです。and wore headphonesとも表記できます。
独立文書構文のひとつは、eyes half closedで、これは、eyes half being closedで、動詞being closed の主語は eyes です。Keisukeではありません。これはもともと接続詞つきの節だったと考えられます。例えば、while eyes were half closed です。as eyes were half closed でもいいでしょう。
二つ目の独立分詞構文は、head swinging back and forth(as以下は省略) です。ここの動詞swingの主語はheadです。Keisukeではない。これももとの文章は接続詞つきの節であると考えれます。例えば、while( as) head swang back and forthです。beingが省略されていると考えて、while(as) head was swinging back and forthとも考えられます。

ここで問題となっているのは、動詞の主語が誰であるか、何か、です。英語的にいうと、そのことを明確にするために、構文的な工夫がなされていると思います。主節の主語と同じなら省略しようと発想し、同じでないなら省略できないから、その動詞の分詞の前に置かざるを得ない。