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2006年03月22日 16時22分32秒 | 副詞
副詞の位置はどこに来るのが正しいのかと、昨年の今頃私は悩んでいました。いろいろあるからです。まさしくそうなのです。柔軟性がある。けれども本来の原則は何だ?振り回されたくない。自分の頭を整理したいと考えた。

動詞を修飾する副詞の位置。大原則:
動詞の前に置くです。

たとえば、「彼のその行為が国民の意識を大いに変えた」という英語を考えて見ましょう。その英語を:
His behavior influenced the awareness of the public.としましょう。
副詞をどこにおくかです。大原則は動詞の前なので、
His behavior significantly influenced the awareness of the public.でいいわけです。常に迷えばこうすればいいし、これが定常位置です。けれどややこしいのは置く場所には柔軟性があるので、
His behavior influenced the awareness of the public significantly.もあります。けれどこの場合、定常位置にないので、siginificantly が強調される事となる。

次に助動詞が入ってくる場合は?
答えは助動詞の後に置く。
例:His behavior has influenced the awareness of the public.を元の文とすれば、significanntlyを入れると、
His behavior has significantly influenced the awareness of the public.となります。もちろんこの場合も、significantlyを文末にもってくることも可能ではある。けれど今の議論は原則のことです。

もしも助動詞がふたつある場合は、
答え、最初の助動詞の後に置く。
例文:His behavior will have influenced the awareness of the public in ten years.が元の文章とすれば、
His behavior will significantly have influenced the awareness of the public in ten years.
もしも副詞を二つ入れたいときはどうする?
最初の副詞を最初の助動詞の後に置き、二つ目の副詞を二番目の助動詞の後に置く。
例文:His behavior will surely have significantly influenced the awareness of the public in ten years.

以上で私は副詞の位置で悩むことはなくなりました。きわめて自信に満ちて好きなように副詞を配置します。副詞を入れると気持ちがいいのです。文章に調子が出るし。
以上は、DHCのnative speakers たちの指導で出来たテキストで教わったことです。
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副詞的目的語について再び-英語が楽になるのです

2006年02月04日 20時12分43秒 | 副詞
1月26日に書き始めたdiaryの最初のテーマがこれでした。
前置詞+名詞の形で副詞句を作るまでもなく、ただ名詞を置くだけで副詞としての機能させているのが、着目された点です。
I arrived that day のthat day は確かに「その日に」と訳すというのは学生時代から知っていたことではあります。write this way, not that way.のthis way やthat way が副詞的目的語であると言う。一方で、write in this way , not in that way . というい方だってある。だから、副詞目的語はほとんど副詞句から前置詞を除いたものではないか?ととまどうわけです。何故そういう簡単な説明をしないかと。

答えは、それでいいらしいのですが、調べたくなったのです。こういうことを調べて行くと「英語」の心が分かってくるように思うのです。(それでこの土曜日に図書館で調べました。これを解説した資料はめったにありません。説明も、素人には分かりにくいです。けれども、分かりやすくいえば、以下のようなことみたいです。)

1.まず副詞目的語という言葉が悪い。昔西洋の言語学者が使った術語から来てい  るらしい。他に的確な言葉が見つからないのだろう。

2.昔の英語(中世)では名詞を副詞的に使っていたらしい。その名残らしい。
  動詞のすぐ後にそんな言葉を置いて使っていたらしい。
3.近代英語が発達する過程で、意味を明確にするため、前置詞が使われるように  なった。今われわれが使っている副詞句などがそれである。
4.したがって、副詞句から前置詞を取り除いたのが副詞目的語というのはほぼあ  たっているらしいが、歴史からいえば、副詞目的語の方が先輩である。だから  取り除くとは失礼ないい方かも知れぬ。
5.じゃ、そもそも、副詞目的語などという、今のわれわれから見て、本当の意味  の目的語でもないものに、何でそんな言葉をつけたのか?
(答え)
 Fries(フライス)という学者が、構造主義の立場から(要するに機能からではな く、見える形から、動詞の後に続く言葉たちをすべて目的語と分類した。つま  り、直接目的語、間接目的語、目的格補語、副詞的目的語と分けた。

 Tom gave me a book.
直接目的語:a bok 間接目的語:me

Success makes people arrogant.
目的格補語:arrogant

I walked a long way.
副詞的目的語: a long way

7.何故そんなにこれにこだわるのか?
 英語を使おうとするものにとって、気が楽になるではないか。that day をon that day と言ってもあながち間違いではないだろう。それにこれからは振り回されずにすむ。多分、前置詞がつかないのは、使わないほうは語呂がいい、長年の習慣くらいのものではないか。

 それに安心というのは、困ったら、適当に名詞を並べて言っておけば、それで立派な英文になっているにちがいない、という安心だ。前置詞を何にしようかなどと考えずにすむ。特に口語の場合は、大いに使えそうだ。

例えば、
 I went out for a walk a long distance, far away from here, 40 miles from here, significantly long distance.
私の下手な作文だが、副詞目的語を以上のように理解したなら、このような文章は可能であろうとすぐに思えるのです。

40 miles from here,
significantly long distance のふたつが副詞目的語だと認識してつかっている わけです。

 I went out for a walk a long distance, far away from here くらいまでなら、よくありそうな表現だと思えるから、なんということもなく文章化できますが、そこからさき追加情報を加えて情景を描く時、いとも間単に、40 miles from here, significantly long distanceと言葉を付け加えたらいいじゃないかと、思えるのは、ちょっとした認識なのではないか。なかなかの技なのではないでしょうか。今までなら、こういう作文はちょっと不安でできなかったでしょうね。誰かに確認をとったわけではありませんが、私が今までに培ってきたセンスではそうなります。そして、これでいい。これは俺の文章だ、と、居直れるわけです。俺はこれで行っているのだと、居直れることが、大事なのではないでしょうか。今までは不安で自信がなくて、そんなことができない。あまりにおかしければ、どこかで誰かが修正してくれるでしょう。これがpositive に発想する英語学習法です。

極端ないい方をすれば、自分の文体を、思いのままに、好きなように、作ることができるではないか、と思うのです。

(参考)for a walk a long disatnce の a long disatnce も副詞的目的語です。
    far away from here は副詞。

(追伸)日本語で、「長い時間、歩いた」といいます。「長い時間」は名詞です。ここでは「歩いた」という動詞を副詞的に修飾しています。あたり前のことでこんな文章を分析する日本人はいない。それと同じで、英語のnative speakerはadverbial object と称される副詞的目的語など、問題にしないでしょう。当たり前すぎて問題にさえならない。昔からそんな風じゃないかと、と言うのがかれらの答えでしょう。だけど未熟な私は、理屈で私の頭を整理してやらないと、ダメなのです。外国語だから、まあ、しかたないことですが・・・




コメント (1)
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Adverbial object (副詞的目的語or副詞的目的格)

2006年01月26日 15時06分39秒 | 副詞
長い間すっきりしなかった問題が最近氷解し始めました。副詞的目的語という文法的な整理の仕方があるんだそうです。講談社の英和中辞典の巻末付録に載っていました。
We walked ten miles.
We covered ten miles.
We took the children out for a walk a long distance.
We talked away hours hours.
They arrived last night.
I don't care a bit.
Write this way,not That way.
名詞だけで、前置詞をつけなくても、副詞的に機能するんですね。あたりまえのようですが、このあたりの言葉の感覚がわからなかったのです。
たとえば、理屈を言えば、for a long walk a long distance なんかだと、
for a long walk to the extent of a long walk などといわなきゃならんのかと思っていたわけです。



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