登場人物、関係、場所

2010年11月18日 13時39分47秒 | 自分の意見の陳述
今日の日経新聞のトップニュースは、愛媛県では、次の通りでした。

見出し:高速3社 海外で道路事業  東日本など共同新会社 運営・管理を受託 インド・ベトナム視野
リード部分の記事:
「東日本、中日本、西日本の高速道路会社3社は海外事業を展開するための新会社を来年中に、共同で設立するための調整に入った。べトナムやインドでの有料道路の運営、管理などの受注を目指す。施設の建設だけでなく運営受託まで含めたパケージ型のインフラ輸出の促進は政府の新成長戦略の柱。国内の需要がしぼむ中、新興国を中心に伸びる海外需要を取り込み、収益の柱に育てる。」

さて、こういう内容を英文で表現するとき、情報を整理します。いわば黒板に絵を描くみたいにです。その時のキーワードが、「登場人物」「関係」「場所」です。

登場人物:この記事では、高速3社とします。高速会社3社という概念です。だから登場人物としては一人です。その人物を構成するものとして東、中、西の会社がある。これを登場人物3人ととらえる方法もあるでしょうが、物事をシンプルに把握するのが目的だから、一人ととらえるほうがベターです。


関係:この場合は、「新会社を設立する」、です。「そのための調整に入った」は、「新会社を設立する」と意識したら何とでもなる。ので、私の場合には、「会社設立」の情報のほうが大きい。英語にするときも、新会社設立の情報は伝えなければいけないが、調整に入ったとの情報は外しても構わないくらいです。

場所:場所には時間的な場所と、空間的な場所があります。
まず、時間的場所では、「来年中」ということに注目します。
次に、空間的場所は、「外国」「新興国」「インド・ベトナム」という言葉に着目します。この三つはバラバラではなく関連しています。いわば等号で結べます。外国=新興国=インド・ベトナムという図式です。

以上の3要素が整理されていると、伝達できる内容がはっきりとなります。

英訳する、通訳するとは、そういう作業を頭の中でやることであり、言葉を辞書を見ながら英語に転換するといった、機械のような仕事ではない。

東日本、中日本、西日本の高速道路会社3社

2010年11月18日 13時12分29秒 | 自分の意見の陳述
高速道路会社:expressway company
東日本高速道路会社:East Nippon Expressway Company Limited
中日本高速道路会社:Central Nippon Expressway Company Limited
西日本高速道路会社:West Nippon Expressway Company Limited

高速道路会社の一つである東日本高速道路会社を表現するには、ご案内のとおり、二つの型があります。
① A Japan's expressway company East Nippon Expressway Co.
② East Nippon Expressway Co.,a Japan's expressway compnay

ここで複数になる場合にどうするかです。
これも二つの型がありそうです。
③ Three Japan's expressway companies East Nippon Expressway Co., Central Nippon Expressway Co. and West Nippon Expressway Co.
④ Three Japan's expressway companies of East Nippon Expressway Co.,Central Nippon Expressway Co. and West Nippon Expressway Co.

④の使われ方が多いようですが、③の使われ方のあります。

⑤East Nippon Expressway Co. , Central Nippon Expressway Co. and West Nippon Expressway Co., three Japan's expressway companies,
は理屈的にはありえるでしょうが、もしそうなら、 追加的説明は、three Japan's leading expressway companies くらいにしないと意味がない。

from today's Nikkei

2010年11月18日 12時20分00秒 | 新聞記事から
高速3社 海外で道路事業 東日本など 共同新会社 運営・管理を受託 インド・ベトナム視野

According to sources concerned, three Japan's expressway companies of East Nippon Expressway Co., Central Nippon Expressway Co. and West Nippon Expressway Co. have entered into their final stage for establishing a joint venture within next year in order to extend their oversaes business further.They aim to get an order from overseas like Vietnam or India with regard to operation and maintenace of toll roads. This is a so-called "infrastructure export" of package type's ,which includes not only construction of the facility but also its operation and maintenace, and is one of the central pieces of the government's new growth strategy policy. Given the situation that there has been increasingly declining demand for road construction at home, they seek to absorb increasing demand in emerging economies to secure the new source of revenues.


英語を読む練習で心がけていること

2010年11月15日 17時11分26秒 | 自分の意見の陳述
最近の私の練習で心掛けていることは、声の大きさというか強さです。
どのくらいかといえば、私の部屋は二階にあるわけですが、窓を閉めていても下にもし人がいれば声が聞こえていて何だろうとおもわれるかもしれないと気をもむくらいです。実際にはそこに人はいないわけです。一階で通りに面していたら確実に外に聞こえそうです。その声の強さは自然にそうなったのです。実際のしゃべりではそれとは違います。NCCj で欧州発の報道をするときに眼鏡をかけた男の人が出ますが、その…さんという感じみたいです。

蚊が鳴くような声、小さな声では、何かが鍛えられない。何か大事なものが落ちていると思われます。ある程度の声の強さでしゃべるから初めてわかるものというものがあります。たとえば、間の取り方です。私の理屈による理論だと、たとえば、前置詞を伴う句の場合には、前置詞の前で間をとればいいということになります。それは間違っていないのであり、そのことが役立つ場合はありますが、ある程度のつよい声で英語をしゃべると、その理論は変容していかざるを得ません。どのように変容するか? 「とまるまるとこで、とめたらいいんだ。好きなようにやったらいいんだ」と変化します。よくnative speaker が1つのセンテンスを終えたあと、次の文章の頭のbecause まで言い切って、間をとるのは、たとえばそういうことでしょう。理屈はbecause の前で間をとるのだと言ってもおかしくはないわけです、そのほうが一般的と思われます。

要するに体で体得できるものがある。それと言葉の運用では無意識に言葉を繰り出してゆく何かが必要なわけです。そうした能力は、蚊が鳴くようなしゃべりからは身に付かないと私は思います。

もし喫茶店で座って、英語をしゃべれば、周りに迷惑をかけないような、ぶつぶつとは言いますが、しゃべりもできるのですが。

本当に自分の中の能力を鍛えようとするときは、かなりの力を込めてしゃべれと、私は言いたい。

英字新聞を読んで思う、不思議なこと

2010年11月14日 16時55分30秒 | 自分の意見の陳述
英字新聞を読んで内容を理解できたとき、それはそれでいいのですが、実に不思議だなと思うことがある。
それは、自分が何か気になったプレーズなりを、帳面に書くと、なにかが違ってくるのです。再び読まないかも知れない場合でもです。たとえば人名でも何んでも自分が気になったもの書くとその前後で違うように思う。たとえばChinese Prseident は新聞で読めばわかるし、発話のときでも音はほぼわかるというかそれなりに言える。が、どうつづるかといえばわからない。それをHu Jintao と書き、首相をWen Jiabao と書いてみると何か違ってきます。普天間基地も、the U.S. Marine Corps' Futenma Air Station と書くと、なにかが前後で違ってくる。
with an eye to( 動)名詞
with a view to(動) 名詞
with the aim of (動)名詞
がなかなか、ものにならなかったのが帳面に書くと、頭におさまるのでした。

帳面に書くというのはいろんな分野の方がやていますね。各分野のプロ級の人たちです。ここには、すごいパワーがあると思わざるをえない。英語を習い始めた時は私はそうしたことをしたのでした。時々は初心にかえる必要があると感じた次第です。