翼みたいな感じ

本や動画からリアルに教わる、ということは少ない。
何らかを確認するひとつの手段に過ぎないのではないか、と思ったりもする。
他方で、実生活の中で、それこそリアルに接して、偶発的に学ばざるを得ない（実感する）ことは、よくある。

仮に、僕が、いろんなことに興味のある人間である、としてみよう。
そうして思うのは、僕に何かを語れることがあるとすれば、ジャンルとしての「介護」だけではないのか、ということ。
「老人介護」ではありません。念のため。

優しい人はいない。というか、極めて少ない。
「優しさ」の定義なんぞ、人によって様々だけれども、僕が思うに、目の前で困っている人を見過ごせない、という資質なのではないか、と。
極めて少ないけれど、何人かの顔を思い浮かべることが出来ます。

「僕は間違っていたんだろうか」と、吉田拓郎は歌う。
好々爺になれなかった僕は、間違っていた、と、認めざるを得ない。
僕は間違っていた。昔も今も。そんなダサイ自分が許せない。残念。


若新雄純