まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

シガレッツ&アルコール&ポエム(maybe once, maybe twice)

2018-01-06 13:06:57 | 日記
「PAPUSZA」監督=クシシュトフ・クラウゼ&ヨアンナ・コス・クラウゼ

少なくとも私には、邦題の意図がわかりませんでした(スティーヴィーの歌と同様に)。なので、あえて、そのタイトル表示はしていません。さらに言えば、「ジプシー」「初」「女性」「詩人」などという冠、キーワードも必要ないでしょう。むしろ、失礼でしょう。むろん、映像を宣伝、売らなければならないわけですから、そういう意味での意図は理解している、つもり。

パプーシャという呼び名の女性が生きていた、らしい。僕にとって、女性という存在は、例外はありまくるものの、概ね、「素敵」なので、すべからく採点は甘くなります。ご了承下さいませ。

彼女は好奇心旺盛な少女だった。だから、ごく自然な成り行きで文字を覚えた。望む結婚相手ではなかったとしても、戦火や時代の流れに脅かされることはあったとしても、幸せだった、はずだった。彼女は自分の行為を恥じ、後悔しつつ、煙草を、酒を呑んだ。彼女は詩を一篇も書いたことがない、事実ではないかもしれないが、真実ではある。なぜならば、それら「詩」と呼ばれるような類は、継承されたものであり、また、授かったようなものだった、はずだから。

最後の手を振るシーンこそが、映画なのだと思う。事実はきっと異なるはずだけれども、真実のひとつではなかろうか、と。まぬけな僕は、自分もどきがどんな描かれ方をするのかは、わからないけれども、人生を謳歌しつつ、酒と煙草を呑んで、くたばっています。はい!


「Gypsy」Fleetwood Mac
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