ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第113巻-2 アムールの制裁

2008-03-02 22:37:39 | 第111巻~第115巻

■アムールの制裁(第379話) 発表1995年5月

評価   ★★

依頼人  ロシア政府

ターゲット 元ソ連国防軍特殊部隊員ユーリ・マルコフ/ウラニウム235の回収

報酬    不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 2,074

今回殺害人数         1/ 通算殺害人数   4,229

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   102

<ストーリー>
世界最大の猫科動物”アムール虎”をハンティングしようとする文豪「ホワイト・ガードナー」。ガイド役の元ソ連軍兵士が不穏な動きを見せ・・・

<この一言>
明日の昼までに追いつけるか・・・ぎりぎりだな・・・

<解説>
アメリカの文豪にして著名なハンター「ホワイト・ガードナー」は、テレビ局の企画でロシアのタイガに生息する世界最大の猫科動物”アムール虎”ハンティングに向かう。ガイド役は元ソ連軍兵士「ユーリ・マルコフ」。マルコフはテレビクルーの3倍の荷物を背負いながら、中国との国境に近いアムール虎の生息地へと一行を案内する。

中国との国境近くに到着するや、マルコフはガイド役の仮面を剥ぎ、ガードナーらを殺害しようとする。マルコフは旧ソ連のウラニウム235を「核兵器を欲しがっている東洋のごく小さな国」に密輸しようと、ガイド役を買ってでたのである。マルコフがガードナーを仕留めようとした刹那、一発の銃弾がマルコフを捕らえる。

マルコフの動きを察したロシア政府は、ゴルゴにマルコフ殺害とウラニウム235の回収を依頼していたのである。

カネにものを言わせ、いっぱしのハンターを気取っている”文豪”ガードナーの空回りが可笑しい。絶滅したはずのアムール虎の咆哮を聞いて怯える姿がラストシーンに描かれており、ゴルゴシリーズにおいて数少ない笑いを誘うエンディングとなっている。それ以外は全くと言っていいほど見所がない。「東洋のごく小国」が核兵器を欲しがっている、というのが北朝鮮の核武装を予見していたのだとすれば慧眼であるが・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (113)巻掲載
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛美歌13番さん、お久し振りです! (ペロ)
2008-03-03 22:57:33
賛美歌13番さん、お久し振りです!
>アムール虎の咆哮を聞いて怯える姿
ガードナーは一体何をしにいったのでしょうか?(笑)シリアスになりがちな、エンディングに変化を持たせたのでしょうかね。
本日の一句「久し振り、そんな気持ちで、書き込みを」
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ペロさん、こんばんは。お久しぶりです。コメント... (賛美歌13番)
2008-03-08 22:34:15
ペロさん、こんばんは。お久しぶりです。コメントありがとうございました。同一内容のコメントがありましたので、一部削除させていただきました。OCNのサーバーが不調なのでしょうか。ブログ書き込み時も安定しないことがあります。こちらはまだ過労死予備軍から退役できずブログ更新が滞っております。もっとゴルゴ研究に没頭したいのですが・・・
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こんにちは讃美歌13番さん、マリヨ神父です (マリヨ神父)
2011-06-28 14:42:44
こんにちは讃美歌13番さん、マリヨ神父です
シベリア鉄道の乗降扉は、走行中は開かないようになっていたのではないか!?
マルコフの居たコンパートメントには寝台設備が無いのはおかしい?
などとツッコミどころ満載の本エピソードの脚本担当は、シベリア・満州好きの国分康一です(笑)
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マリヨ神父さん、こんにちは。 (賛美歌13番)
2011-07-03 12:08:43
マリヨ神父さん、こんにちは。
>シベリア鉄道の乗降扉は、走行中は開かない
>マルコフの居たコンパートメントには寝台設備が無いのはおかしい

鉄道マニアの知識が存分に活きています。考えてみると、寝台列車トって、殺害にうってつけの場所ですね。くわばら、くわばら・・・
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Unknown (黒潮)
2018-08-12 06:36:45
初めまして。笑いを誘うエンディングと仰っていますが、これはガードナー達がこの後虎に食われるという事なのでは・・・
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