ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第156巻-1極寒の大地

2010-10-24 22:24:23 | 第156巻~第160巻

■極寒の大地(第516話) 発表2004年6月

ゴルゴ13 156 (SPコミックス)

評価   ★★★★★

依頼人 地質学者バリシコフ

ターゲット 地質学者ボルツフ

報酬 不明

今回弾丸発射数     11/ 通算弾丸発射数 3,113

今回殺害人数     13/ 通算殺害人数   5,498

今回まぐわい回数    1/  通算まぐわい回数   119

<ストーリー>
南極海に放り出されたゴルゴは生還できるのか?極寒の地を一人で生き抜き、ミッションを果たさんとするゴルゴの執念やいかに・・・

<この一言>
こ・・・これを貸してくれ・・・

<解説>
旧ソ連時代から地質学を研究していた『バリシコフ』は画期的なボーリング技術を開発した。地層の構成を把握する技術を産み出した地質学者『ボルツフ』は、バリシコフに近づき共同研究を打診する。二人の技術が合わされば、莫大な費用がかかるレアメタルの採掘が容易になり莫大な富を産み出すことが可能であった。しかし、技術確立がなされた後、ボルツフは事故を装いバリシコフを殺害しようとし、共同研究の成果を独占しようとした。

一命を取り留めたバリシコフはゴルゴに接触、ボルツフの殺害を依頼、ゴルゴはボルツフのいる南極へと向かう。南極観光船に乗り込んだゴルゴをボルツフは迎撃、ゴルゴを極寒の南極海に突き落とす。武器を失いながらも南極海を泳ぎ切り、南極に上陸したゴルゴは氷に穴を掘り、捉えたペンギンで暖をとり、アザラシの生き血をのみながら徒歩で南極大陸を縦断、ボルツフのいる採掘基地に向かう。

さすがのゴルゴも極度の疲労に襲われ万事休すかと思われたが、南極観光船で出会った”南極の子 アジャンタ”と再会、献身的な介助により体力を取り戻す。アジャンタの助けを得ながらボルツフの潜む採掘基地に突入したゴルゴは、ボルツフと採掘基地を破壊、アジャンタを残して南極を去る・・・

極寒の地でのゴルゴの壮絶なサバイバル術が凄すぎる。海に放り込まれ、氷の穴に籠もり、アザラシの生き血を吸い、目を焼かれながら徒歩でボルツフを目指す様は感動的ですらある。アジャンタの報われない恋心も涙を誘う。その一方で、アジャンタとの出会いの場面で、吸いかけのタバコを南極海に躊躇無く捨てるゴルゴの環境意識の欠如が笑える。考えてみれば、南極であれだけの破壊活動を行えば、クリーンな環境が維持されるはずもないので、タバコの吸い殻を捨てるくらいは環境に影響を与えるはずもないのだが、これみよがしにタバコのポイ捨てをするのはいかがなものかと思う。世界的に禁煙の気運が高まろうが、ゴルゴは喫煙を貫き通すのだろう・・・

ズキューン

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
喫煙はゴルゴにとって数少ない趣味なんでしょうね。 (メシウマ)
2010-10-29 17:31:20
喫煙はゴルゴにとって数少ない趣味なんでしょうね。
以前にも(何話か忘れてしまいましたが)全車禁煙のタクシーで堂々とタバコを吸って「お客さん、禁煙だよ」と咎められても構わず吸い続けてましたよね。
ゴルゴは礼儀や作法には精通してる人間なのに喫煙だけは譲らないのですね。
返信する
讃美歌13番さんこんにちは。 (ペロ)
2010-10-29 22:39:36
讃美歌13番さんこんにちは。
今回はゴルゴンのサバイバル術が発揮されましたね。流石に南極では余裕がなさそうでしたが…その流れで久しぶりにまぐわいがありましたね。肉布団気味ではありましたが(笑)
>吸いかけのタバコを躊躇なく捨てる
メシウマさんにコメントされてしまった(涙)。フォローしておくと、107巻『円卓の騎士団』のことですね。
本日の一句「レアメタル、別の事情で、タイムリー」
返信する
メシウマさん、こんにちは。 (賛美歌13番)
2010-10-30 13:00:25
メシウマさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
>喫煙はゴルゴにとって数少ない趣味

意志の強いゴルゴのこと、その気になれば止められるはずなのに、止められないのでしょうか(笑)
そもそも止める気がないのでしょうね。
健康志向の強いゴルゴの謎の一つです。
返信する
ペロさん、こんにちは。 (賛美歌13番)
2010-10-30 13:03:40
ペロさん、こんにちは。
不定期更新すみません!

>流石に南極では余裕がなさそうでしたが…

ギリギリでしたね。肉布団がなければ危ういところでした(笑)
返信する
 ちなみに、TVアニメ版ではゴルゴ13の葉巻を含... (ブラック・タロン)
2010-11-05 19:30:01
 ちなみに、TVアニメ版ではゴルゴ13の葉巻を含めて喫煙絡みのシーンは全部カットされてました。このご時世ではタバコ絡みの表現が制限されるのは致し方ないのかもしれませんが、ある意味ゴルゴ13のトレードマークともいえる喫煙シーンがなかったのはちょっと残念かも・・・
(もっとも、狙撃手という観点から見ると心肺機能に影響を与える喫煙はしない方が正解といえますが)
返信する
ブラック・タロンさん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2010-11-05 23:29:58
ブラック・タロンさん、こんばんは。
ゴルゴの喫煙シーンは、さまになってますからね。しかし、神経質なまでに健康に拘るゴルゴが、タバコを辞めないのは何故か?永遠の謎です。
返信する
おはようございます賛美歌13番さん、マリヨ神父... (マリヨ神父)
2011-08-30 07:00:08
おはようございます賛美歌13番さん、マリヨ神父です!
本日は文庫版の第133巻の発売日です。タイトルは『極寒の大地』早起きして買って来ました(笑)
本エピソードの脚本担当は、現脚本スタッフの中核の一人、横溝邦彦。
『白龍昇り立つ』も彼の脚本なので、どうやら彼は寒い所がお好きなよう!(笑)
以前に私が述べたように、サバイバル物と「対追撃逃走」物が合体すると本作のように★5つの面白さとなりますねぇ~!!
ところで、瀕死のゴルゴを助けたアジャンタに対して、ゴルゴはかなり気を使っていますが、これは命の恩人に対してのゴルゴ特有の接し方です。
やはり彼女にも「困った時には俺を呼べ」と連絡方法を書いた紙を渡したのでしょうか?
まさか、「まぐあい」がお礼代わり?(笑)
返信する
マリヨ神父さん、こんにちは。 (賛美歌13番)
2011-09-04 10:27:47
マリヨ神父さん、こんにちは。
いや~文庫版の発刊ペースが速く当ブログに追いつかれてしまいました。あ!更新ペースが遅いってことですね(汗)

>脚本担当は、現脚本スタッフの中核の一人、横溝邦彦。
>彼は寒い所がお好きなよう

私は暑いのも寒いのも苦手ですが、まだ暑い方が耐えられます。節電もさほど苦にはなりませんでした。が、寒いのはダメですね。泣きたくなります。って、ゴルゴの置かれた極寒とは全く次元が違いますが・・・
返信する
管理人さん (ネスカフェ)
2013-07-26 20:40:10
管理人さん

こんばんは。はじめまして。

このエピですが、たしかラストはアジャンタが爆破された基地を見ながら「私の分の雪上車も残してあるわよね」と呟くちょっと不自然なシーンで終わっていたと思います。

推測ですが、さいとうたかを氏が終盤の作画まで彼女の存在を忘れていて、スタッフから、アジャンタはどうやって帰還するのか突っ込まれて、慌ててフォローのため書いたのではないかと思います。管理人さんはいかが思いますか?

返信する
ネスカフェサン こんばんは! (マリヨ神父)
2013-08-20 03:25:12
ネスカフェサン こんばんは!
お留守番のマリヨ神父です!

イヤイヤ(笑)
此の直後に、ゴルゴは彼女を迎えに来るんですよ~!
なんたってゴルゴの命の恩人だから無下には出来ません!!
(^。^;)

其のあとで、お礼の濃厚なまぐわい~!?
(o^∀^o)
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