■ペイ・バック(第520話) 発表2004年5月
評価 ★★★
依頼人 元CIA”テッド” & 元KGB”スラーヴァ”
ターゲット 立て籠もり犯2名の排除
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 3,180
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 5,583
今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 120
<ストーリー>
ドイツ・ベルリンで拳銃を持った二人組が人質をとって籠城。人質に危害を与えることなく犯人の排除を依頼されたゴルゴは・・・
<この一言>
この依頼は・・・あんたらの”旧職”と、関係あるのか?
<解説>
元CIA”テッド”と元KGB”スラーヴァ”は、旧友『エルンスト・ヴィッツ』の墓前で巡りあう。エルンストは元KGBであったが、テッドの働きかけにより西側に寝返えり、エルンストの親友であったスラーヴァは、裏切ったエルンストを職務上の必要から抹殺した過去を持つのであった。
エルンストの墓前ではエルンストの母親が泣き崩れていた。カフェテリアに勤めるエルンストの娘が籠城犯の人質になっているという。旧い友人の娘を救うべく、テッドとスラーヴァは現場へ向かう。しかし、二人の籠城犯は拳銃を常に人質に向けており、二人同時に射殺しないことには、人質の無事を確保することが出来ない状況であった。
テッドとスラーヴァはゴルゴに連絡を取り、人質に危害を加えることなく籠城犯二名の殺害を依頼する。ゴルゴは籠城犯の武器、視線、配置、体制を冷静に分析、それ以外にないというタイミングで二人の籠城犯を狙撃し、人質の解放に成功する。
旧ソ連・アメリカの諜報機関にまたがる男の友情を描いた作品。冷戦終結後、スパイ小説の図式が変わってきたが、ゴルゴ・シリーズにおいてもその影響は避けられず、本作のように東西体制を懐古するような内容が出てくることになろうとは・・・。しかし、ストーリー展開としては凡庸で、ことさらゴルゴの狙撃のタイミングを微に入り細に入り解説するのが少々うるさいのが残念だ。友情が芽生えたテッドとスラーヴァが、再び登場するするエピソードを待ちたい。
ズキューン
ゴルゴ13(157) 巻掲載
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>解説するのが少々うるさい
情報機関を引退したテッドとスラーウ゛ァですが、“今後は解説者になることを勧めたい”と思う程の饒舌ぶりでしたね。読者だけでなく、“オヤジ狩り”未遂のガキ共にも、ナイフを解説しています。
話は変わりますが、ゴルゴン、久しぶりにまぐわいました(笑)
本日の一句「まぐわった、相手はプールの、あの人か?」
コメントが遅くなり申し訳ありません。
>、“今後は解説者になることを勧めたい”~ガキ共にも、ナイフを解説
笑いました
>まぐわった、相手はプールの、あの人か?
これまた(笑)あの女性、ゴルゴを振り向かそうと粘ったのでしょうか。
>どうやってあんなもの海外から持ち込めたのだろうか?
(笑)現地調達したのでしょうか?はたまた、昔のつてから調達したのでしょうか?
>どうやってゴルゴ13の依頼金を用意したのだろうか?
諜報機関勤務って、特別危険手当とかついて、給料がいいのでしょうか?退職金も口止め料が上乗せされて、かなりの額がもらえるのでしょうかね~やりたくない仕事ですが(笑)
5月末に文庫版の第132巻が発売されました。タイトルは『ペイバック』です。
ソロソロ更新しないと文庫版のエピソードがブログに追いついちゃいますよ!(笑)
さて本エピソードの脚本担当は、長編には珍しい、ながいみちのりですねぇ!!
昔の友人の娘を助ける為にゴルゴに仕事を依頼するという、ヒューマンな面が出ている作品となっていますねぇ!!
>更新しないと文庫版のエピソードがブログに追いついちゃいますよ!(笑)
汗^^すみません、更新急ぎます!
大変ですよ~!!このエピソード以降、ゴルゴのまぐわいシーンが見られるのは単行本第162巻に収録予定の『海の鉱山』(別冊ビッグ164収録)まで待たねばなりません!
更に驚いた事に、このまた次のまぐわいシーンとなると、なんと単行本第170巻以降となってしまうんですよ~!!(笑)
誰かゴルゴのまぐわいシーンをバンバン出してくれる脚本担当の方はいないのでしょか!!(笑)
ゴルゴの”セックスレスを嘆く会”でも結成しましょうか(笑)
>誰かゴルゴのまぐわいシーンをバンバン出してくれる脚本担当の方はいないのでしょか!!(笑)
やはり読者としては期待してしまいますよね~バンバン(笑)頼みまっせ~
ゴルゴ・シリーズを含めてのスパイ小説の図式変化について述べられておられますが、登場人物の描かれ方についてもそれは言えますね。
テッドやスラーヴァと、冷戦時代特に60~70年代のゴルゴ作品における、人としての情けなど無縁無用という者が多数であったCIA&KGBと比べると違いは大きいです。
>人としての情けなど無縁無用という者が多数であったCIA&KGBと比べると違いは大きいです
同感です。ゴルゴがやんちゃ(笑)な時代もありましたしね。ゴルゴ・シリーズの作風も、ゴルゴ自身が無尽蔵な敵と対峙するという展開が無くなりましたし、問答無用・無差別な殺戮や拷問というネタもほとんどありません。いやいや、そういうのが好きと言っているのではありませんよ(笑)