■汚れた重賞(第265話) 発表1988年5月
評価 ★★
依頼人 リック・ジェファーソン
ターゲット 競走馬ハーディーリーフ
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,522
今回殺害人数 0/ 通算殺害人数 1,667
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 90
<ストーリー>
英国伝統のダービーで不正工作の陰謀が。不正を防ぐためゴルゴが受けた依頼内容は・・・
<この一言>
ジャパンD・Nのイワシロだ・・・
<解説>
1780年に始まったイギリス競馬の最高峰レース”ダービー”。毎年6月にエプソム競馬場で開催されるこのダービーで、不正工作が進行していた。
タタミール卿は、20年前のダービーで八百長を企てるも失敗した過去を持つ。この時、英国王室所有馬とタタミール卿の馬が接触し大事故となったが、タタミール卿は王室を逆恨みし、復讐の機会を窺っていた。タタミール卿は獣医と結託し、王室馬「ハーディーリーフ」に薬物投与を行い、ダービー疾走中に骨折させることを計画。この計画を察知した「リック・ジェファーソン」は、伝統のダービーを守るためゴルゴに接触、狙撃を依頼する。
その狙撃の内容は、疾走中のハーディーリーフにホルモン剤を打ち込み、タタミール側が投与した薬物を中和させるというもの。全力疾走中のサラブレッドの1点を狙うという難易度の高い狙撃である。果たしてゴルゴは、依頼通りの狙撃を完遂、タタミール卿の企ては失敗に終わる。
難易度の高い狙撃ではあるが、ゴルゴからすれば朝飯前の内容だろう。ストーリーも淡泊でこれといった見所がない。英国ダービーを扱った作品には第70巻-2『血統の掟』があり、失踪中のサラブレッドの1点を狙い撃つという内容も共通している。新鮮味に乏しい作品だ。
ズキューン
ゴルゴ13 (77) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★
競馬の番狂わせの裏にゴルゴあり、はその筋では有名なのかもしれません(笑)
>馬は痛くなかったのでしょうか
そうなんですよ。出走直前の注射も、ゴルゴの狙撃注射?も、馬が痛がるはずですよね・・・