■ダブル・ミーニング(第445話) 発表1999年9月
評価 ★★★
依頼人 CIA ホリック
ターゲット 大統領補佐官 フィル・ボイスコフ
報酬 不明
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 2,393
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 4,686
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 109
<ストーリー>
”ゴールデン・ピクチャーズ”配給の戦争映画はアメリカ政府高官が関与するプロパガンダ映画?映画のウラに潜む陰謀をCIA職員が・・・
<この一言>
俺は、依頼を引き受ける前に依頼人の事を調べるのが、常だ・・・
<もう一言>
ええ・・・いささか・・・
<解説>
”ゴールデン・ピクチャーズ”配給の映画『アメリカン・シップ』は、捕虜として捉えられたアメリカ兵がアメリカの正義のために命を捧げるという愛国心を刺激する内容。実はこの映画、ハト派として知られる『フィル・ボイスコフ大統領補佐官』がウラで手を引き、国防予算で作られた巧妙なプロパガンダ映画であった。
反戦運動にも積極的に参加するボイスコフは、ウラで軍産複合体のメンバーとして暗躍、大統領に積極的な軍事介入を進言し、軍産複合体の利益を肥やしていた。しかも、2000年問題で多くのハイテク兵器が誤動作する危惧があるため、2000年到来前に既存兵器を使い果たすべく武力行使を急いでいた。ボイスコフの動きを知ったCIA『ホリック』は、ゴルゴにボイスコフ抹殺の依頼を行う。ホリックはCIAの同僚であり恋人でもある『アニー・ミンスキー』をボイスコフ一派に殺されていた恨みもあり、ゴルゴへの依頼を行ったのであった。
ボイスコフはゴルゴに狙われていることを知るや、対策を練る。『アメリカン・シップ』の撮影現場にゴルゴが現れると予測したボイスコフは、ライフルに取り付けられたスコープのコーティングから相手を特定する”SADS”を準備し、撮影用に準備したヘリコプターに乗ったスナイパーに狙わせる。が、ゴルゴは『アメリカン・シップ』の脚本を入手、ボイスコフがSADSを用いて迎撃することを読み切り、M16を持たせたダミー人形により狙撃手をおびき出して狙い撃ち、逃走したボイスコフを仕留める。
アメリカが映画を政治的に利用してきたことはよく知られる。自国民に対しては愛国心を煽り、他国に対してはアメリカ消費文化とアメリカナイズされた民主主義を”輸出”している。そのアメリカ映画をテーマにした本作であるが、ストーリー展開もゴルゴの活躍も凡庸である。SADSを試すべくイスラエルの兵器製造メーカーを訪ね、射撃経験を聞かれた際「ええ・・・いささか・・・」と不敵な表情で答えるゴルゴの表情が唯一の見せ場か・・・。
ズキューン
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おお!我らがアイドル『ミス・クレイン』候補が、不正誘導ナンバー1とは。悪用というのが笑いを誘いますねw
マカフィーも面白い調査をするものです。
早く実写版がクランクインされないですかね~
マカフィーの調査によると、検索サイトで不正サイトへ誘導するためにもっとも悪用されていた有名人が、我らが「ミス・クレイン」の実写版候補のキャメロン・ディアスだったそうです。
私が「国連職員にくびったけ」のシナリオを書いたせいでしょうか(笑)。
それではまた(^O^)/~
シナリオが明らかになってきましたね。
複数の登場人物の世界が交錯するあたり、村上春樹ワールドを彷彿させますね(笑)
>>敏腕営業マンのテッド・トウゴウ
トニー・トウゴウですね。すみません。
それではまた(^O^)/~
ボイスコフさんが急に亡くなられたとかで、撮影の予算がこなくなりそうだったんですが、ヒロイン役の女優さんがかつてコマーシャルをした日本の携帯電話会社から予算を引っ張ってきてくれて、なんとか撮影できました(本当かよ)。
国連職員にくびったけ(続き)
盛り場に消えたミス・クレイン。
「ああ、あの人に会えるわ(ドキドキ)」
ということだったんですが、現れたのは敏腕営業マンのテッド・トウゴウでした。なんだ、がっかりということだったんですが、それでも体を張った交渉の結果(笑)森林保護のための間伐のための機械を安く提供してもらえることになりました。
問題のひとつを解決したミス・クレインでした。
最後、野球教室でも嬉しい誤算が。ズレータの強烈なノックの打球をシングルハンドで処理できた天才少年がいたのです。
このことが知られ「ズレータ野球教室」が一躍注目を受けることになりました。
「これは将来が楽しみな選手が現れた。これからも追跡取材していこうと思う」
と梶本記者の文章で終わりました。
なんだかお粗末な映画だな・・・。
それではまた(^O^)/~
お!脚本があがりましたか!
なんと、将来のピューリッツアー賞候補「梶本」に加え「ズレ―タ」も出演ですね。
盛り場に消えた後のムフフなシーンにも期待がかかります(笑)
映画の中身を考えました(笑)。
国連職員にくびったけ
ミス・クレイン・・・キャメロン・ディアス
かつて日本でプレーしたズレータが野球教室を開こうとした。ところが、スポンサーが集まらない。そこで、パナマの取材経験のある梶本記者に
「なんとかならないか?」
と頼んだ。ズレータの威圧感にやられた梶本はあっちこっちを訪ねたがスポンサー契約を断られてしまった。
駄目もとで国連ビルに向かうのだが、案内が悪くてミス・クレインのところに案内されてしまう。
「こちらは国連ですが、どういったご用件でしょうか」
「野球教室を開きたいんですが、スポンサーが集まらなくて」
「そんなの知りませんよ。何か訪ねるところを間違えているんじゃないですか」
とミス・クレインは断ろうとするのだが、梶本が持っていた資料の中に、あの男に似た写真があったのだった。
写真を見たミス・クレインは手のひらを返したように(笑)
「まあ、せっかくいらしたのだから、もう少し詳しいお話を」
と梶本から話を聞くことに。
ミス・クレインの尽力で自然保護の観点でバットで使うだけの木を植えるという条件付で、どうにか予算を用意できた。
そして開催された「国連ズレータ植林野球教室」でのこと。
梶本「こんな好き勝手やって大丈夫ですかね」
クレイン「私だっていろいろ覚悟の上よ」
何か、この後ミス・クレインは盛り場に消えていったという話があるのだが、誰と消えていったのでしょうか・・・。
こんな映画じゃボイスコフは予算を出してくれないかな(爆笑)
それではまた(^O^)/~
>キャメロン・ディアス主演の「国連職員にくびったけ」
早く公開されないかな~。
ハリウッドで予算が出ないなら、Vシネマでもいいです(笑)
これを読む限りでは、キャメロン・ディアス主演の「国連職員にくびったけ」はプロパガンダ映画にされなさそうですね。
もっともそんな映画自体作られないか(爆笑)。
それではまた(^O^)/~
>ロシア人に多そうな名前に聞こえる
そうなんですよ!いかにもロシア人というのが気になりますね。実はボイスコフがロシア系の武器商人とも通じていた、というような続編に期待したいところです。
さらに可笑しいのが、ボイスコフが一見すると、東洋人風の風貌であることです。中国や北朝鮮とのつながりがある、という続編にも期待が持てますね(笑)
今回の登場人物、ボスイコフとミンスキーという名前。“~コフ”“~スキー”と聞くと何となくロシア人に多そうな名前に聞こえるのは私だけでしょうか?その二人が、片やCIA、片や大統領補佐官というのも妙な感じがしました。
本日の一句「この映画、この後公開、されたのか!?」