■ラストグレートゲーム(第506話) 発表2003年12月
評価 ★★★★
依頼人 不明
ターゲット 不明
報酬 不明
今回弾丸発射数 20/ 通算弾丸発射数 2,944
今回殺害人数 16/ 通算殺害人数 5,341
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 117
<ストーリー>
アメリカのイラク攻撃に潜む石油利権とは?米仏間で覇権を巡る暗闘”ラストグレートゲーム”が繰り広げられるなか、瀕死のゴルゴは・・・
<この一言>
だが・・・・知り過ぎている奴は・・・どんな組織にも邪魔者だ・・・
<解説>
アメリカは石油利権の維持のため、イラク攻撃を準備していたが、フランスはこれを阻止せんと抵抗する。フランスは一方で自国の石油利権を確保すべくアメリカに対抗していたのである。CIAはフランスが石油利権維持のために働いてきた悪事を暴くべく、情報戦を展開。フランスDGSE(対外保安総局)も、証拠隠滅のためにGIGN(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)を投入、証人を始末する行動にでる。
CIA、DGSEのつばぜり合いが続く中、双方の組織はフランスの石油利権確保の裏のすべてを知る『ザイダーン』の確保に動く。表舞台から足を洗い、フィリピンの無人島で隠匿生活を送っていたザイダーンは、舟で漁に出た際、瀕死のゴルゴを救出する。ザイダーンの手当により一命を取り留めたゴルゴは、ザイダーンの正体を見抜き、フランス政府がザイダーンの命を狙いに来ると告げ、無人島に砂の城壁を築きあげる。外敵からの攻撃に無防備な島を強固な要塞に仕立て、GIGNを迎撃する。
ゴルゴの読み通りGIGNが来襲するも、GIGNの武器を読み切り、砂壁を巧みに利用した戦術でGIGNを殲滅し、ザイダーンを守りきる。GIGNに続きCIAがザイダーンに接触するも、ザイダーンは自ら捕らわれの身となりゴルゴを救う。しかし、ザイダーンがCIAに口を割ることもなく、アメリカは石油利権の維持のため武力行使を決定、イラク攻撃を開始した・・・
イラクの石油利権を巡る米仏の”ラストグレートゲーム”の背景で、ゴルゴが暗闘していたとは。重傷のゴルゴが自らの体力の限界を超えつつも、GIGNの武器を読み切り、砂の城壁を築きあげて部隊を殲滅するストーリーは痛快そのもの。しかし、そもそも、何故ゴルゴが瀕死の重傷を負って海を漂流していたのかは謎である。ここまでゴルゴを追い詰めたのは誰か?どのようにゴルゴを攻撃したのか?喉に刺さった小骨のように気になって夜も眠れない・・・
ズキューン
ゴルゴ13(153)
巻掲載
ゴルゴ13(156) 巻(最新刊)
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