ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第153巻-3舞い降りた運命

2010-06-26 23:44:32 | 第151巻~第155巻

■舞い降りた運命(第508話) 発表2003年10月

ゴルゴ13 153 (SPコミックス)

評価   ★★

依頼人 不明

ターゲット 麻薬王セベス

報酬 不明

今回弾丸発射数      14/ 通算弾丸発射数 2,962

今回殺害人数    14/ 通算殺害人数   5,359

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   118

<ストーリー>
麻薬輸送に使われるプロペラ機のメカニックをしているエリック。エリックを訪ねたゴルゴは・・・

<この一言>
チャンスは一回だけでいい・・・

<解説>
プロペラ機メカニックのエリックは、過去にパラシュートが開かない事故に2回遭遇して空を飛ぶことをあきらめ、麻薬密売に使われるプロペラ機の整備をして糊口をしのいでいた。

エリックのもとを訪れたゴルゴは、強引にエリックを飛行機に乗せ、パラシュート降下を命ずる。降り立った先は、麻薬王『セベス』の城。格納庫の前で待つようにエリックに告げたゴルゴは、城の中へ突入、セベスを仕留める。

エリックのもとに戻ってきたゴルゴは、格納庫にあるB-17をエリックに操縦するよう命ずる。エリックは数少ないB-17を操縦できるパイロットでもあったのだ。追っ手をなぎ倒し目的地に着陸した後、エリックはB-17に積まれた麻薬と武器に目がくらみ、ゴルゴに対決を挑む。エリックが秒殺されたのは言うまでもない・・・

飛行可能なB-17が高値取引されている、ということを描きたいが故に発表された作品。序盤では臆病なエリックが、最後に欲に駆られて命を落としてしまうという童話風のストーリー展開。B-17が登場したということは、将来、B-29が登場する作品が発表されるのだろうか?アジア各地に眠るゼロ戦で脱出する作品なんかはいかにも登場しそうな予感が。最近、ナチスの亡霊ものが発表されないから、メッサーシュミットが久々の登場となるのかも・・・

ズキューン

ゴルゴ13(153) 巻掲載
ゴルゴ13(156) 巻(最新刊)
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