モーツァルト/ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 第1楽章

2012-03-21 20:44:41 | 音楽療法

久々にモーツァルトの音楽世界について書きます。

音楽療法として、幅広く多岐に活用されているモーツァルトの音楽

ですが、もしも『モーツァルト的』という言葉を使うとしたら、

ピアノソナタ13番の第1楽章は、その典型だと感じます。

軽やかなピアノの鍵盤のつまびき、その連続音、そして

連続した軽快なリズムと音の響き・・・・・・・これらがシンプルに

組み合わされた秀逸な曲だと思います。

この曲を聴くと、頭の中がリフレッシュする感覚に入れます。

おそらくモーツァルトの頭の中に自然と湧き出てきた音楽を

一発で写譜し、そのまま完成した曲ではないでしょうか?

考えすぎたところのない、ひらめいた瞬間の音のつながりだと

感じます。天才モーツァルトは、ひらめいた音が、そのまま

素晴らしい美しいメロディになる。そして、軽やかに、よどみなく

演奏しやすい曲に仕上がっていく。

実に『モーツァルト的』だと思います。

脳の中で軽やかな鍵盤の響きが、共鳴して、とても気持ちがいいのです。

疲れた心にひとときの安らぎを与えてくれます。