「高知ファンクラブ」 の連載記事集1

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鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」 ・・・皆で、朝はシャキーンと

2010-11-25 | 鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」

「ぷらっとウオーク」                      情報プラットフォーム、No.271、3月号、2010、3/20
{皆で、朝はシャキーンと}

画像出典:NHK教育テレビ 「キッズワールド」 番組、「シャキーン」


 朝、”おはようさーん おはようさーん そちらはどうだい おきてるかい? ・・・こちらはすっかり 目が覚めてるよ・・・”の歌を聞いた人はそれほど多くない。これはNHK教育テレビの「キッズワールド」の冒頭の番組、「シャキーン」のテーマソングである。


 夕方、仕事から帰る母親に引き渡すまで、孫の暖(ひなた)と「キッズワールド」を見ることが多い。子供を飽きさせないためか、5分ほどの短時間で次々と出し物が移って行く極めて移り気な企画である。

時間帯は月~金の7:00~9:30、再放送は16:00~18:10で、普通の勤めの父親や母親は殆ど見ることができない時間帯である。また、「シャキーン」(15分間)は夕方の再放送ではカットされる。暖くんは毎朝「シャキーン」を見ている。「今、暖くんも見てるだろうな」と思い、朝の慌ただしい時にも見ようと心掛けている。


 「シャキーン」は起きたばかりの子供たちに頭と体を“シャキーン”とさせようという意図を持っている。舞台は巨木の上の秘密基地のような設定。

そして、木の枝で縁取られた廃棄テレビの中の顔、ピンクのほっぺに機械的に動く口・眉・目が特徴のジュモクさん、そして元気な女の子のあやめちゃん達が進行役で話題を順次進めていく。テーマがさらに早く1~2分で移り変わるので、片手間で見るのは不可能に近い。


 テーマソングに続いて、さまざまなパターンの「おめざめクイズ」が来る。「指クササイズ」、「目クササイズ」、「四つの映像」などである。「どこ切る兄弟」は文字の書いてある丸太を輪切りにするアニメコーナーである。兄が”ゆでたまご/さます”(ゆで卵/さます)と切れば、弟は”ゆ/でたまごさます”(湯/出た孫さます)と切り返す。


 「みんなでうたおう」では、様々なオリジナル曲が紹介される。最新作の「イーブン・ イーブン」の歌詞は ”あー!もー!!・・・・カレーの中のきらいなニンジン またよける 好ききらいしちゃダメやない! ママのきらいなタマネギは入れてないじゃない!

 ・・・・イーブン・イーブン スナオになれなかったり それぞれ言い分 それぞれのいい部分(ん!) あわせたら わりと引き分けかもね イーブン・イーブン イーブブブン!!・・・・・”この歌詞から番組の意図が理解できるだろう。

さらに「世界のオノマトベ」、「そっくり方言」、「ジャストタイム」など楽しい企画が目白押しである。「答えはない」では、マリオネット人形のハジメくんが ”答えはない、答えはない、見方が変われば、色々・・・・・”と歌う。例えば「色って何色ある!」には答えはない。エンディングの歌は ”・・・・・シャキーンの木 シャキーンの木 シャキーンの木の木の木”である。


 金曜日はお髭のスーパージュモクさんになる。また、週1回、水曜日の「シャキーン!ザ・ナイト」(19:25~19:45)では、威厳のあるナイトジュモクさんである。


 親も、特に父親は、週1回位は「シャキーン」を見て、”シャキーン”として子供の言い分を聞く耳を鍛えることをお奨めする。そして、企画する側に身を置いて、もっと奇想天外なものが生み出せないかと考えるのも楽しい。

これを見て育つ子、その子を持つ親は幸せである。「キッズワールド」からは、規則正しい生活リズムと、好奇心、創造力、そして遊び心が生まれてくる。非行率は高く、学力・体力ともに大きく劣る高知県では、NHK教育テャンネルを有効に、組織的に活用すべきではないか。そうすれば視聴料は決して高くない。皆で「シャキーン」を見てシャキーンとなろう。

 

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鈴木朝夫  s-tomoo@diary.ocn.ne.jp

 高知県香美郡土佐山田町植718   Tel 0887-52-5154 

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