極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

明けの春スタートダッシュ猪の如し

2018年12月31日 | 時事書評




                                  
周 穆 王 しゅうのぼくおう
ことば
-------------------------------------------------------------------------------------
「人生百年、昼夜おのおの分(なか)はなり。われ昼は僕虜となり、苦はすなわち苦なり。夜は人
君となり、その楽しみ比なし。何の怨むところあらんや」

----------------------------------------------------------------------------------------
忘れる功徳(くどく)
宋の国は陽里に住む華子という男、中年のころから物忘れがひどくなった。朝うけとったのを夕方
には忘れ、夕方人にやったのを朝には忘れる。外出しては歩くのを忘れ、家にいる時は坐るのを忘
れてしまう。いまはまえのことが思い出せず、あとではいまのことが思い出せない。家の者は弱り
はてな。易者にみてもらってもわからない。巫に祈祷してもらっても効きめがない。
医者にみてもらってもなおらない。そこへ魯の国の儒者が、なおしてやろうと申しでてきた。華子
の妻子は、財産を半分さしあげても、と治療を頼んだ。

「この病気は、占いなどではどうにもならぬ。薬や祈祷でIもおなじことじゃ。ひとつ、ご主人の
心を変えて進ぜよう。きっとなおるにちがいない」

儒者は、こういって、まず男を裸にしてみた。すると男は着物をほしがった。食い物をやらずにお
くと、食い物をほしがった。暗いなかにとじこめておくと、明るいところへ出たがった。儒者は得
々として、その男の息子にいった。

「病気はきっとなおりますぞ。だが、このやり方は門外不出の秘伝じや。ほかの人を遠ざけ、七日
のあいだ、ご主人とふたりだけにしておいてもらいたい」

家人はいわれるとおりにした。
さて、儒者がどう治療したものか.七日だつと長年の病気がいっぺんになおってしまった。ところ
が、正気に返った華子は、ひどく腹をたてた。妻をたたきだし子供を叱り、はては剣をとって儒者
をおいかけるしまつ。村人がとりおさえてわけをたずねると、男はいった。

「まえに、忘れっぽかったときは、のんびりと、天地があるやらないやら、気にもとめなかった。
いま気がついてみると、どうだ。これまでの何十年間、つもりつもったくだらぬことを、いっぺん
に思い出してしまった。成功したこと失敗したこと、損したこと得したこと、うれしいこと腹がた
つこと、好きなこときらいなこと・・・・・・。これから一生こんなものに悩まされてはかなわない。少
しの間でいいから、また忘れていたいものだ

子貢は首をかしげ、このことを孔子に報告した。孔子は、「お前にわかることではない」といい、
弟子の顔回をふりむいてこの話を記録させた。


【2019年の技術予測 Ⅰ】

新年を迎えるにあたって、2019年に開発・実現・実行される新しい科学・技術・工学に関して
ピックアップしてみた。下記の3項目について考えてみた。今夜だけ処理できずつづくは残件扱い
とする。

 May 7. 2013

バイオマスミッション開始
BIOMASSは、欧州宇宙機関(ESA)により打ち上げられた4億ユーロの地球観測ミッション。
れは世界の森林バイオマスの最初の包括的測定を提供する。
個々の樹木の高さと木材含有量の両方
の決定に強力なレーダーセンサを使用して、熱帯、温帯、および北方林のバイオマスの高解像度地
図を作成する。これらの精密地図は、森林構造の変化、特に地上データが乏しい熱帯地域での変化
に関する基本的問題の取り組みを支援。また、森林伐採や土地利用の変化から生じる炭素排出量の
数値化支援し、気候変動予測を実現する。このミッション19~24年に実行される。
 

 Wikipedia

コンピュータ処理速度 EFLOPSの壁を突破
Exaflopは、浮動小数点演算を1秒間に100京回(毎秒1,000,000,000,000,000,000(百万兆、また
は5分の1)処理能力を意味する。
世界のトップスーパーコンピュータは現在、このスピードに到
達しています。これは、10年前に比べて千倍も向上。
この指数関数的成長は今後数年間続くと予
想されている。
パーソナルコンピュータは、ラップトップやその他のモバイルデバイスがデスクト
ップをはるかに上回わり、小型化・高性能化している。
物理的なハードドライブはほぼ冗長になり
ほとんどの記憶量はリモートサーバーの「仮想ドライブ」を使用してオンラインで行われている。

Webアプリケーションは、特に検索エンジンに関係で、驚くほど高度レベルに達し、これらは、キ
ーワード検索できるるだけでなく、要求コンテキストとセマンティクスを、音声認識ソフトウェア
を使い解釈できている。
自然言語処理は、Siriや他のそのようなツールを使用し、数年前にすでに
出現。
パーソナルアシスタント機能するAIは、さらに強力で多用途化。ユーザーは非常に具体的な
質問をし、それぞれの要件に合わせてカスタマイズされた詳細な回答を受け取ることができている。

IBM breaks petaflop barrier, infoworld.com:http://www.infoworld.com/t/networking/ibm-bre
aks-petaflop-barrier-263
Accessed 13th May 2009.
v-Fluence CEO Contends Growth in Mobile “Apps” Forebodes PC’s Demise, openpr.com:
http://www.openpr.com/news/78105/v-Fluence-CEO-Contends-Growth-in-Mobile-Apps-Forebo
des-PC-s-Demise.html
 Accessed 13th May 2009.



照明産業の主流LED
発光ダイオード(LED)ランプは、白熱電球よりも20倍効率的で、100倍以上も長持ちする。 L
ED
は1960年代初頭に初めて実証され、当初は低出力でスペクトルの赤の低周波数で発光。長年にわ
たり、テレビの赤のスタンバイドットなどのインジケータとして使用される。
1994年に最初の高輝
度青色LEDが完成(2014年10月にノーベル賞を受賞)。青色LEDと高効率LEDは最初の白色LED
開発につながる。技術がさらに発展し、ランプが明るくなるにつれて、LEDは幅広い家庭、ビジネ
ス、およびその他のアプリケーションで新しい役割を見いし、各国で
よりエネルギー効率の良い代
替品として段階的切り替え/廃止に動く。これにより伝統的なフィラメント電球の製造、輸入また
は販売を事実上禁止―― 最初はブラジルとベネズエラ(2005)、ヨーロッパ(2009年)、オースト
ラリア(2009年)、アルゼンチン(2012年)、カナダ(2012年)、ロシア(2012年)、そしてアメ
リカ合衆国(2012年)とつづき、
多くの都市が街路や公共エリアでのLED照明の特性が認識波及、
特に、社会住宅の共同エリアをより安全で安心に感じる一方で、長期的に大幅な省エネを実現しメ
ンテナンスを減らせ、かつて夜間に薄暗く見えなかった建物は、より鮮やかで明るい光で照らす。
さらに、光の集束方法の工夫で散乱を防ぐ。
20年の終わりまでに、これらは照明業界の総売上高の
大部分を占め、水銀規制により、2020年から蛍光灯の販売が制限され、今後さらにLEDの普及が促
進される。

American and 2 Japanese Physicists Share Nobel for Work on LED Lights, The New York Tim-
es:
http://www.nytimes.com/2014/10/08/science/isamu-akasaki-hiroshi-amano-and-shuji-nakamur
a-awarded-the-nobel-prize-in-physics.html
 Accessed 26th October 2014.
・LED Lighting Market to Grow Over 12-Fold to $25 Billion in 2023, Yahoo! nance:http://www.
finance.yahoo.com/news/led-lighting-market-grow-over-123000345.html
 Accessed 26th Octob-
er 2014.

【読書録:2019年の経済予測Ⅰ】

  

来年10月の消費税増税問題に絞り、わたし(たち)に近い立場(反対/批判派)で親阿波政権の
高橋洋一と反安倍政権の二宮厚美の考えを参考にし、合わせて2019年の世界経済を考える。前
者は親米派で楽観的な見通しで、トランプ政権の見方の隔たりを除き懐疑的ではあるが了解できる
ものであり、後者は著作本を後日、購読するとして、ネット上のインタビュー「財政赤字の真実」
に目を通した範囲だが、好感を覚えた。しばらく、考察を続けていく。

                                        


 

 ● 今夜の一曲

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬銀河送る平成夫婦餅 | トップ | 蝋梅可憐な沙沙貴神社 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事書評」カテゴリの最新記事