極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

第二次家屋革命

2012年01月26日 | WE商品開発






【大雪に思い耽る】

 

  我が里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後

                         天武天皇

  
  
  ごおんとの 雷鳴に似た 雪落ちて 晴天のぞき 吾は階下に


朝から大雪となり、急遽、歯医者行きをとりやめ、いつもの作業をあてがうも、余り
にも降り積もるので登山用の黄色のポンチォを着て玄関先を除雪するも、腰痛甚だし
く途中で投げだす。買い物を終えた彼女とランチに出かけ、タラバ蟹のアーリオ・オ
ーレのランチセットを食べ、カモミールを飲みながら冬景色を楽しみ、買い物をすま
せ、作業を再開する。



【太陽光発電 19円/kWhの衝撃】

ところで、破格の安さをウリにした太陽光発電システムがこのほど誕生したことを
(1kWあたり29万円で、発電コストに換算すると19円/kWhという驚異的な数字になる
(「パチタとヤク」))紹介したが、その宅地造成工事等を手がけるフジワラ(本社
=千葉県船橋市)の記事を読んだ。太陽光パネルのDIYシステムがない日本で新し
いビジネスモデルを提案している。そして、安全を第一に、ユーザーが望んでいるサ
ービスを提供していきたい。また、べンダーにとっても一生懸命仕事をする人が報わ
れる水平分業のような仕組みを作っていければというが、下請け、元請け、孫請けの
ピラミッド社会構造の中で苦しんできた過去がその背景としてあるという。また、太
陽光パネルを普及させ原発をなくしたいとの強い願いが、29万円/kWという驚異的な価
格を実現させたのだと紹介されていた(「環境ビジネス」2012.3月号)。 

 



DIYシステムとは珍しいと思いつつ、家屋等の建築物の瓦屋根上にソーラーパネル、
ソーラー温水器、エアコンの室外機等を設置したりするような場合等、屋根上で各種
の作業を行う場合には、滑落等の事故を防止するために足場を形成することになるが
屋根作業の危険性をどう指導するのか疑問に思い、関連の新規考案を調べてみた。例
えば「特開2012-12764|瓦屋根上足場及びその構築方法」などは、作業者が容易に屋
根上に設定することができ、しかも極めて安全性の高い足場を提供することを目的と
している。また、本発明においては、屋根上足場として1つのコンパクトな商品とし
てネット販売等も可能なセット商品として販売できるような構成として商品化を図る
とともに、雨天の際でも屋根上作業を可能とするように、雨水によっても滑ることが
なく、作業中、雨水によっても屋根から雨漏りが生ずることもない足場を提供する「
特開2012-12764|瓦屋根上足場及びその構築方法」に目を通すこととなった。 

【符号の説明】 10 固定用帯状部材 10h、10i、10j 貫通穴 11 紐
状部材 11f フック部 11s ストッパー部材 13 紐状掛止部材 13f フ
ック部 15 足場用帯状部材 15h 貫通穴 16、26 固定用雄金具(固定部
材) 17 固定用雌金具(固定部材) 18 環状掛止部 40 棟部 41 平瓦 
42 軒部



実際に評価してみないとわからないが(どのように評価するかも含め)これもありか
と思いつつ、もっと根本的に徹底して考えてみたいと降雪の屋根を見ながら思いに耽
っていたが、無落雪屋根のことと(「アモルファスな課題とは」)、三次元ソーラパ
ネル(「燦々×33」)がスクランブルし空中で交差した。つまりこうだ。木造家屋
が朝鮮半島を経て伝わった天平時代を第一次家屋革命とすると、無落雪型家屋のよう
に、内部に雪や雨を集め下水管に、あるいは用水タンクに接続し平面屋根にしてしま
い、内側に数枚の三角形のソーラーパネルを傾斜と入射光・反射光の最適設計※を行
い、置取り付け、融雪・冷却兼用散水(ノズル)を配置することで、除雪作業をなく
し、施工も簡単に安全に行えるパッシブ空調住宅システムを考案したというわけだ。
これをわたし(たち)は第二次家屋革命元年と呼ぶことにした。

※内壁部にシースループリズム集光型とか、シースルーパネル+透過導光利用型など
も含まれても良い。

 Gil Shaham - Sarasate, Zigeunerweisen

 Dublin Philharmonic. Sarasate: Carmen Fantasy

さて、大雪の今夜に大きな構想をえたからには、ショットグラスのウオッカを飲み干
し、パブロ・マルティン・メリトン・デ・サ
ラサーテ・イ・ナバスクエスを聴き寝る
としよう。


                                   

コメント
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