極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

沸騰大変動時代(八)

2024年04月12日 | 光還元触媒
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救
ったと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え
(戦国時代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編の
こと)と兜(かぶと)を合体させて生まれたキラクタ「ひこにゃん

」。

  大悪だいあくまぬ二月を清冽なみづ噴くやうな白梅はくばいが咲く

  アウシュグィッツ・コンプレクスは振りかざすものなのか無誘
  導爆弾までガザに落として
                  悪について 黒木三千代※
                
※昭和十七年大阪府生、「未みら来い」会員 現代歌人協会会員、
 日本文藝家協会会員 NHK学園短歌講座講師 歌集「貴妃の脂」
 「クウェート」
※「短歌研究 4月号」掲載。「鋭いなぁ」と釘付けになった二首で
 す。
※第三次世界大戦は核戦争になり、人類の自滅をもたらすとしばし
 ば考えられている。1962年のキューバ危機では、実際に誤って核
 攻撃命令が出されたが、現場のヴァシーリイ・アルヒーポフの判
 断で核ミサイル発射が水際で停止されていた
 


❏ 寿命迎えた太陽光パネル、リサイクルで「都市鉱山」に
地球温暖化を招く化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に世界
がかじを切る中、古くなった太陽光発電用パネルをどうすべきかと
いう、新たな環境問題が持ち上がっているという(【AFP=時事】
04.12)。米各地では毎日、数千枚の太陽光パネルが新たに設置され
ている。特に晴れの日が多い西・南部で多く、カリフォルニア州な
どの州はより環境に優しい発電に力を入れている。だがパネルの寿
命は約30年で、最初期に設置されたものは役目を終えつつある。こ
れらのパネルがただのごみとして埋められる前に、リサイクル網の
拡充が急務となっている。

アリゾナ州を拠点とする太陽光パネル専門のリサイクル会社「ウィ
ー・リサイクル・ソーラー(We Recycle Solar)」の代表、アダム・
サーイー(Adam Saghei)氏は、今後、大量の太陽光パネルがサプ
ライチェーンに戻り始める。どの産業でも問題になることだが、循
環型経済があまり考慮されていないなかった。太陽光は持続可能な
エネルギーだが、(設備を)使用後にどうするのか考える必要があ
る(そうだ、「リスク・インパクト・マネージメント」があるかな
いかわたし(たち)が呼ぶものだ)と話す。

また。老朽化したり、設置時やひょうなど自然災害により破損した
りした、修理ができないパネルはリサイクルされ、銀や銅、アルミ、
ガラス、シリコンが回収される。(鉛、ヒ素、ガリウムなどもだ)
サーイー氏によると、同社のエンジニアらが3年かけて太陽光パネル
のリサイクル方法を編み出した。「都市採鉱と呼んでいる」と話し
た。シリコンやガラスは「ゴルフ場のバンカーの砂や、精製してサ
ンドブラストに使うこともできる。屋外用暖炉に敷く石やガラスと
して使われることもあるとも話している。
持続可能なエネルギーインフラが専門のアリゾナ州立大学のメン・
タオ(Meng Tao)教授は、太陽光パネルの効率的なリサイクル制
度の整備が急務だと話し、米国も、国連(UN)気候変動枠組み条
約第28回締約国会議(COP28)での「化石燃料からの脱却」に合
意しており、太陽光パネルの設置は20年後にピークを迎えるとみ
られる。タオ氏は「ピーク後は、毎年の設置数と廃棄数はほぼ同じ
になる」との見方をAFPに示した。一方、今後10~20年間は廃棄
よりも設置される数の方が多い状態が続くという。タオ氏によると
太陽光パネルのリサイクルは、回収できる資源の価値が比較的低い
ことに加え、輸送費の高さもネックになっている。太陽光パネルは
遠隔地の民家などでも広く使われているが、古いパネルをリサイク
ルセンターまで運ぶだけでも多額の費用が掛か、一部の国や地域と
異なり、米国では太陽光パネルの撤去・リサイクルの費用は利用者
が負担する。このため、一般家庭では古いパネルをごみとして出す
方が安くつく。パネルのリサイクルにまでかかる総コストを軽減す
る「法的支援が必要」だ。同社のアリゾナ州ユマ(Yuma)の工場の
処理能力は1日7500枚。最終的に廃棄される部分は驚くほど少ない。
サーイー氏はパネルの製造とモデルによるが、最大99%をリサイク
ルできると話している。(via 日経XTECH 4.12)



❏ 東レ系がマイクロLED普及への一手、全工程をデータ連係   
東レエンジニアリング(東京・中央、以下東レエンジ)と半導
体検査装置を手掛けるアドバンテストは戦略的提携を結んだ。
次世代ディスプレーである「マイクロLEDディスプレー」の市場
拡大を見込み、製造時にデータを統合する技術で協業する。両
社が2024年4月10日に発表した。マイクロLEDディスプレーは、環
境配慮型のディスプレーとして注目を集める。数10μm角の微細なLED
チップを基板に敷き詰めた、バックライトを使わない自発光ディスプ
レー。コントラスト比が高く、低消費電力や長寿命といった特徴を持
つ。今後、スマートウオッチや車載ディスプレーから業務用の大型デ
ィスプレーまで広範囲での使用が見込まれるが、まだ普及には至って
いない。マイクロLEDディスプレーの製造には、高い技術力が求めら
れる、約2500万個の微細なLEDを精緻に配置し、数%の割合で含まれ
ている欠陥LEDを排除しながら工程を進める必要がある。コストが高
く、少量生産に留まっている。
今回の提携ではマイクロLEDの早期普及を目指し、東レエンジの製造技
術とアドバンテストが持つ製造装置及びデータ連係や解析の技術を組
み合わせる。検査やレーザー転写、実装など製造の全工程にわたる技
術のデータを連係解析し、その結果を前段工程または次段工程に引き
渡す。これによりボトルネックの解消や欠陥があるLEDの原因を効率
良く特定できるようになる。



 https://www.toray.co.jp/news/details/20211202132614.html



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