徳丸無明のブログ

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薬局より病院に行った方がいいという話

2018-02-20 21:26:15 | 雑文
今回はちょっとしたお役立ち情報をお届け。
僕は過去に水虫持ちだった時期があります。以前介護施設で働いていたんですけど、そこに入所していた方からもらってしまったのです。
それで、市販の水虫薬(よくCM流してるやつ)を塗ることにしたんですけど、ジュクジュクタイプのそれはなかなか手強く、完治するのに一年以上かかりました。見た目キレイになっても菌がまだ生きている場合があるので、良くなったと思っても最低一か月は薬を塗り続けるべき、と聞いていたので、そのとおりに実行。のちに病院に行き、菌がいなくなっているかどうかを確認してもらいました。
その時にお医者さんから教えてもらったんですが、「市販の薬は30年前の古い種類のやつだから効き目が弱い」のだそうです。30年前というのは特許の関係だと思いますが、これって水虫に限らず、他の薬にも言えることなんじゃないでしょうか。もちろん全部が全部ではないでしょうが、病院で処方される最新の薬より、市販の薬は古くて効き目が弱いというのは、薬全般にある程度該当するのではないでしょうか。
これはなかなかの情報ですよ。だって、テレビや新聞や雑誌には大手製薬会社がスポンサーに付いているわけで、自社製品の売れ行き悪化につながる情報を流すようなまねを許すはずがないんですから。みんな体のことを考えて健康番組や健康情報専門誌を見るわけですけど、そういう所にこそこの手の情報は出てこないようになっているわけですよ。
風邪薬なんかでも、病院で処方してもらったやつはよく効くけど、市販のやつだと治りが遅いって言いますよね。あれはどういうことかというと、一口に風邪と言っても様々な症状があって、病院だとそれぞれの症状に応じて薬を調合するのに対して、市販のそれはどんな症状にもまんべんなく効くようにできているので、結果的にどの症状にもうっすらとしか効かなくなっているわけです。もっとも最近は各症状に合わせた市販薬もあるようですが。
忙しくて病院に行く時間がないとか、そもそも病院が嫌いで薬局で済ませてるという方、結構いらっしゃると思いますが、より早く、確実な治癒のためには医者にかかったほうがいいってことです。僕も市販の薬に頼らず、最初から病院に行っておけばもっと早く治っていたのかもしれません。もちろん医者の話を妄信するのもよくないとは思いますけど。
ついでに言うと、医者はおじいちゃん先生より若い人のほうがいいと思いますね。普通はベテランのほうに信頼を置きがちですけど、お年寄りになると変に頑固になったり、人の話をちゃんと聞かないとか、むやみに怒りっぽくなったりします(実際そういう先生にあたったことアリ)。それに比べて若い医者はこれから信用を勝ち取っていかなきゃならない立場なので、比較的真摯。
また、おじいちゃん先生は仮に人格が柔和だとしても、医学の知識が古い場合があります。若い医者なら確実に大学で学びたての最新知識が頭に入ってるわけですが、おじいちゃんの場合、勉強を継続していないと、知識が何十年か前で止まってることになります。それと、明らかに腕が落ちているのに、それを自覚できずに現役でい続ける人もいます。そうなると、ベテラン先生が若い先生に間違いなく勝っているのは経験だけ、ということになるわけです(ただ、若い医者はコミュニケーションを取るのが苦手な人が多い、という話も聞いたことがありますが)。
というわけで、素早く・確実な治癒のためには薬局よりも病院へ。これ憶えておきましょう。