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(雲にのり海上を飛来する十一面観音~慰霊と災害.復興への 祈願!天平勝宝(752年)以来一度も途絶えたことがない「不退の行法」東大寺二月堂の修二会(お水取り)の由来』(PARTⅡ)

2019年03月16日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
天平勝宝(752年)~連綿と途切れず幾多の辛酸を
潜り抜け1250年以上に渡り連綿と続けられ
開行以来一度も途絶えたことがない「不退の行法」



厳格な清浄さで 慰霊と災害.復興への 祈願!
二月堂本尊の十一面観音に人々の罪を 懺悔
{五穀豊穣}{万民快楽}---幸せを祈る 東大寺
二月堂.修二会⇒今年は1268回目を迎えました!

『東大寺二月堂の修二会(お水取り)の由来』



(天平勝宝3年10月.東大寺開山の良弁僧正の高弟
実忠和尚が 笠置寺で修行中.山中竜穴を見つけ
北に一里程行くと兜率天の世界があり様々な内院を
参詣していると常念観音院で多くの聖衆が仏前に
懺悔する悔過の行中に生身の観世音菩薩が出現され

(実忠和尚実忠は感激し聖衆に是非ともこの行法を
下界に持ち帰りたいと希望しましたが~~
兜率天の一日は人間世界の400年に相当この行法を
人間世界で行うと数百年も掛かり生身の観音も
必要~諦めよと言われたが実忠は千べんの行法と
言え走ってやれば数を満たし誠をつくしてやるなら
観音も出現されよう~~
大仏開眼の2ケ月前.天平勝宝4年2月1日二月堂で
修二の悔過を修したのが東大寺二月堂(修二会)
(奈良国立博物館.東大寺.仏教美術協会.説明文より)



奈良国立博物館・特別陳列「お水取り展」
特別企画「お水取り展鑑賞とお松明」



[不退の行法]二月堂の修二会(お水取り)の時季
毎年開催される恒例の企画!~実際に法会で用いた
法具・歴史.伝統を伝える絵画.古文書.出土品等
貴重な資料.画像が展示されています

(重要文化財. 十一面観音像)
雲にのり海上を飛来する十一面観音が描かれて
二月堂修二会の本尊が補陀落山から海を渡り
飛来したという説話を想起させる図様



(二月堂縁起)(二月堂神名帳)
修二会を創始とされる良弁僧正の高弟.実忠和尚が
60年間.観音の前で毎年14日間(六時の行法)
修二会の創始から二月堂観音の利益までの説話を
表した絵巻や練行衆が1日に6度おこなう勤行
初夜の行中に読み上げられる[二月堂神名帳]

『十一面観音』の前で心身を清めた(練行衆)が
宝号を唱え荒行によって懺悔~併せて天下安穏を
祈願される「不退の行法」東大寺二月堂(修二会)
天平勝宝(752年)より連綿と途切れず幾多の辛酸を
潜り抜け1250年以上に渡り連綿と続けられています!



ゆくりなき もの の おもひ に かかげたる
   うで さへ そら に わすれ たつ らし



けふ も また いくたり たちて なげき けむ
あじゆら が まゆ の あさき ひかげ に
  『山光集』 (会津八一)





(寒の弥生.三月~春を呼び.天も焦げよ~「天下泰平」「五穀豊穣」「万民快楽」を十一面観音に祈りを捧げ人々に代わり懺悔の行・東大寺二月堂1268回修二会.お水取り(PARTⅠ)

2019年03月16日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
(待ちわびた桜前線⇒日本列島に上陸(3.20)しました!



東大寺二月堂の修二会(お水取り)は満行(3.15)を迎え
練行衆(こもりの僧)はお堂を出て石段を厳かに下って
宿所に向い修二会の行法「達陀」で用いた帽子を子供に
被せ(息災)を願う「達陀帽いただかせ」も滞りなく
粛々と行われました!



Omizutori began in 752 of the 
Nara period. 
Since then it has.been.practiced every year 
without cessation even though the hallwas 
burnt down and also amidstwars 
This year it is the  1268th  ceremony.
(英語で言うなら お水取り 一部.朝日新聞)



寒の弥生.三月~春を呼び.天も焦げよ~[二月堂.修二会]



十一面観音に「天下泰平」「五穀豊穣」「万民快楽」を祈り
人々に代わり懺悔の行を務める.二月堂修二会(お水取り) 



天平勝宝{752年}~連綿と途切れず幾多の辛酸を
潜り抜け1250年以上に渡り連綿と続けられ
厳格な清浄さで 慰霊と災害.復興への 祈願!



二月堂本尊の十一面観音に人々の罪を 懺悔
{五穀豊穣}{万民快楽}---幸せを祈る 東大寺
二月堂{修二会}今年は1268回目を迎えました



須弥壇の周りを駆ける[走りの行]躍動的な
[達陀の行](3月12日~14日){炎}の力!
邪悪を払い 燃え盛る籠松明を持った火天役



内陣に水天役と向き合い飛び跳ねる仕草を
繰り返した後 松明が礼堂に投げ出され 春寒の
弥生三月十五日未明 大和路の春を呼ぶ
煌めく{炎} 古都の祭典は世の平穏.祈りを捧げ
三月十五日未明に(満行) を迎えました! 



「お水取りが終わるまでは暖かくならない」

[神に近い子]~(中灯 童子 敏 丸)
[東大寺二月堂大欄干] 聖域に入ることを許された
神に近い子《童子》{中灯 童子 敏丸} として
大松明を持つ{童子}を務められたのが小生宅の
ご近所にお住まいの 門谷敏也さんです



今年は御家庭の事情により休場されましたが~
{中灯さん~行きまぁ~すぅ}あの元気な声が
聞かれず~東大寺二月堂大欄干で乱舞した
勇壮な炎 {籠松明}を持たれた 門谷敏也さん
今年は 御家庭の御事情であの時の雄姿が
観られないのが~残念な限りです



童子は聖域に入ることを許された神に近い子の
資格を持った人達であり《練行衆》に 其々
一人ずつ付かれいます!



門谷さんは 二月堂・大宿所で大松明の作成
食事等.練行衆の御世話で昼夜を問わず多忙を
極められていました



門谷敏也さん宅の門前に今年もある--二月堂
大欄干・勇壮な炎が闇夜に乱舞した
「籠松明」 《無病息災》を齎して頂く
大松明(8M)・重さは 80キロと言われます
満行を迎えた『籠松明』を身近に眺め手に
触れる事が出来.あの日の感動が蘇えります
本当に有難う御座いました!



走る 火影 揺れる あふれる涙 燃える
  燃える 燃える 松明 「修二会」



『 ♪春寒の弥生 三月春まだき
君の肩にはらり 良弁椿
ここは東大寺 足早にゆく人垣の
誰となく独白く 南無観世音 
折から 名残り 雪



♪君の手は既に 凍り尽くして居り
その心 ゆらり 他所にあり
もはや二月堂 天も焦げよと松明の
炎見上げつつ何故君は泣く 雪のように
火の粉が降る♪ 』「修二会」
     (さだまさし 作詞・作曲)



ちりぬれば 匂ひばかりを 梅の花
       ありとや袖に 春風の吹く
 千利 連八 尓保 比者可 越 里 二 能
       藤原 有家 (新古今)