Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

6月議会報告

2011-07-05 11:19:28 | 議会活動
新市長、新人議員10名を迎えた6月議会が終了しました。
代表質問、一般質問、議案の審議、採決と行われました。

重要な点、①川岸前市長から本年度着工と引き継がれた「同報系防災行政無線」の予算が計上されなかったこと。
市長回答は、県、国の防災計画が見直されるので、市の計画も見直しをする。という(全国80%の市町村にあって、三重県内でも、鈴鹿市と名張市以外にはあり、海岸線のまちで同報無線が設置されていないのは鈴鹿市だけなのに!!)危険を知らせる設備を先送りにしながら、安心安全のまちづくりと言い続けていること。

②前、川岸市長の諮問機関であった中学校給食検討委員会の答申に沿って、中学校の完全給食実施に向けて、給食センター建築予定地の稲生地(F1マートの裏)の土地鑑定料894,000を補正予算に計上。
この予算案には、東日本大震災で防災安全予算が緊急計上されるかもしれないこの時期に給食センター建設に取り掛かると27億500万円の建設費、年間維持運営費が2.5億円以上かかるというのは、財政難の状況では得策ではない。
給食センターでなく、各学校に給食室を建設すれば、20億円以内(世田谷区の例より)で済むし、食育の観点からも給食センターでなく自校方式を検討する時間をつくってはどうか。という議員の意見が文教福祉常任委員会、予算決算委員会、本会議と3回にわたって発言されたのに、賛同者わずか5人で、給食センター建設用地、不動産鑑定料予算が認められてしまいました。

③副市長・教育長人事について、2人制を発言しながら、昨年9月に大治町副町長を不信任されたH氏の人事案は直前に取り下げられ、しばらく副市長1人でいくとして、伊賀市出身の元県議会事務局長も務めた大森氏は信任されたましたが、教育長人事で企画財務部長が、1年早く退職して教育長にという人事案の説明は、優秀な人材であるという点のみの説明で、教育現場出身でない教育長の基での鈴鹿市教育委員会は、どこに向かっていくのでしょう。市長判断に、選挙でお世話になった人からの強い後押しがあったという声も聞こえてきている状況ですが、子どもの教育を就職のあっせんに利用されては困ります。

④野間議員の一般質問に対する市長の答弁。
中学校給食に関する答弁は意気揚々と回答するも、その他の回答は前市長の時の行政回答と同じことの朗読に終始。庁舎15階のレストランは、構造上に無理があるということが分かりまして…、NTT研修センタ跡地の競技場建設は、全市的に運動施設の整備計画を見直して…と、思わぬトーンダウン。「選挙公約だったのでは」という質問に、「市長に挑戦させていただいた、私の夢を言っていた…」という回答には、思わず「2期8年の県議会議員の経験は?」と問いただしかったのは、私だけではなかったはず。

⑤議会改革に取り組むべく「議会改革特別委員会が設置されました。
東日本大震災を受けて、防災安全特別委員会も設置されました。こちらにの委員の私は、地震や津波に対する安全安心施策の遅れに市民は敏感になっているので、ぜひ市民の声を委員会として聴く機会をつくってほしいと要望しましたが、議会改革途中で議会として広聴活動するのは困るという議長の指示で、委員会としての広聴活動は未定となりました。

議会改革のための勉強会を7/24にすずか倶楽部が開催します。
防災に関する広聴活動も検討中です。

市民の為の政治を実現させるには、変えようとする市民と議員の力が必要です。
山は高い方が、登る気が起こるというものです。


鈴鹿市議会議員 後藤光雄