管理人ぎんなんの日記

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辛坊治郎さん講演会

2010年10月22日 11時03分36秒 | 日常
昨日は、読売テレビの解説委員だった辛坊治郎さんの講演会「政治・経済 情報のウラを読む」を聴きに行ったのでした。無料です。主催は読売新聞。いつだったか、読売新聞の広告のなかにこの講演会のチラシが入っていて、ファックスで参加申し込みをしたら、先着200名のなかに無事に入れて、行くことができたわけです。

みなさん、辛坊治郎さんをご存知かしら。朝の「ズームイン!! SUPER」を観ているかたはご存知かもしれませんね。阪神ファンとしても有名です。私はテレビを観ていて、辛坊さんのことは以前から好きだったので、200名に入ることができればラッキーだわと思い、申し込みをしたのでした。

講演会、おもしろかったですよ~! 12時半から14時までびっちり、しゃべりっぱなし。そしてその話がおもしろい! 話しかたが上手です。ところどころに笑い話も盛り込まれ、基本大阪の人ですから話のツッコミどころがよくわかっている。そして政治のウラ話もよくご存知。

印象に残ったことをいくつか紹介します。

 「世の中を動かしているのは『人間の感情』です」

これが良い悪いと言っているわけではないです。法律や組織やシステムが世の中を動かしているわけではない。世の中を動かしているのは人間の感情。人間が「好き」だと思う感情、「嫌い」だと思う感情、それに大きく世の中は動かされる。森善朗さんも、小沢一郎さんも、草なぎ剛くんも、船場吉兆も、いったいどれだけの良いことや悪いことをしたのか。それがそのままテレビや新聞に報道されるわけではない。そこには人間の感情に左右された記事が使われる。

 「事実だからと言って真実ではない」

例えば、酒井法子さんの裁判傍聴に6,615人が列を作った。これは「事実」。しかしこのなかに本当のノリピーファンは何人いたのか。ウラ話として、この列に各テレビ局は1,000人ずつのアルバイトを送り込んだそうですよ。6局で6,000人ということですね。

 「悪意をもって数字を動かすことはできる」

これはいろいろなアンケートについて。アンケートをとるときに、ある質問に対する答えが、「A好き、B嫌い」とした場合と、「A好き、B嫌い、Cどちらでもない」とした場合、「好き」と答える人の割合は変わってきますよね。「好き」と答える人の割合を増やしたくない場合に、答えの選択肢に「C」を入れればいいわけです。

辛坊さんが最後に熱意を込めて語っていたことは、「今は情報革命の時。誰もが情報を発信できる。発信者がわかるものを『情報』と言う。その情報に誰が責任を持つのか。責任を持つところがわからないもの、発信源のわからないものは『噂話』にすぎない。今ほど『世論』にこれだけの権力が与えられている時代はない。だからこそ、ひとつひとつの『世論』が賢くならなければ!」というものでした。

非常におもしろくてためになる講演会でした。楽しかったです。
コメント
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