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管理人ぎんなんの日記

つれづれなるままに。
思いついたときに更新。

満月

2010年01月31日 11時28分41秒 | 日常
小学校6年生の息子は、今学校の理科の授業で「月」を勉強しています。ちょうど昨晩は満月。学校からも観察するように言われていたようで、夕方から寝るまでのあいだ、ちょこちょこと外に出て行っては月を見ていました。その時間帯、月は東の空に見えていて、うちの窓からは見えないため、マンションの廊下に出なければならないのです。私もそのうちの何回かは一緒に出て行って月を見ました。きれいでした。ぴかぴか輝いていました。本を読んでいると、まだ電気のない時代、月の出ている夜はとても明るかった、隠密活動などはできなかったと書いてありますが、本当にそうだなぁ、これじゃあ明るいよ、忍者も月の出ない夜を選ばなくっちゃだよなぁと思いました。

今年のお正月、息子は夫のお父様から天体望遠鏡をいただきました。昨晩はその望遠鏡で月を見てみましたが、いやぁ、きれい。よく望遠鏡には「太陽を見てはいけません」と書いてありますが、月も見ちゃあいけないんじゃないの?と思うほど輝いて見えました。月の模様もきれいに見えました。これじゃあ、ウサギはいないよなぁと思うほど。

それでも夜空に浮かぶ月を見ていると、なんとも言えず心が満たされるようなかんじがします。不思議ですね。
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和式トイレ

2010年01月30日 14時53分08秒 | 日常
今日は息子の小学校の授業参観でした。

小学校の女子トイレを拝借しました。いくつかあるうちのひとつだけが洋式トイレで、あとは全部和式トイレでした。和式トイレに入ってみたら、用を足す姿勢の目の前の壁にポスターが貼ってありました。髪の毛をふたつに結ったかわいい女の子が、和式トイレで用を足している絵です。ひとつはきちんと用を足している絵、もうひとつは、これじゃあ後ろすぎるよ、これじゃあちゃんと用は足せないよ、足をもう一歩前のほうに置こうね、という絵でした。

そうだよなぁ、和式トイレなんて、今の子は使う機会が少ないもんなぁ。そうなんだよなぁ、あれってかなり前のほうに足を置かないとダメなんだよなぁ。そんなことを思いました。いったい私はこのトイレで用を足す前に最後に和式トイレを使ったのはいつだろう。考えてしまいました。今どきの小学生はきっと家のトイレもほとんどが洋式トイレだろうし、デパートやファミレスも洋式トイレだし、塾もきっと洋式トイレだろうし。どこに行ったら和式トイレに出会えるんだろう。いなかのおじいちゃんおばあちゃんちとか、古い映画館? うーん。みなさん、最後に和式トイレを使ったのはいつどこでですか。
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2010年01月29日 10時29分08秒 | 日常
昨日の日記に書いたことに少し関連して。

昨日の新聞にも出ていたし、テレビでも紹介されていましたが、アップルが「iPad」という情報端末を発表したとのこと。B5判ぐらいの大きさでインターネットはもちろんメールやゲーム、動画、そして電子書籍などが可能とのこと。

テレビ番組では、この電子書籍について紹介していました。要するに、本をこのパソコンのような画面で読むということです。すでに携帯やパソコンで「本を読む」ということは可能な世界になっていますよね。

そこでこのテレビ番組では、東京は神田の神保町に行って、街行く人にインタビューしていました。「電子書籍をどう思いますか」と。神田の神保町と言えば、昔から古本屋さんや本屋さんが集まっているところ。そこでこの質問。若者の集まる渋谷や原宿でインタビューしたわけじゃあない。

案の定、インタビューに答えたのは60歳ぐらいの男性。いかにも毎週神保町に来ています、古本屋さん大好きです、という格好。そして当然のように「電子書籍? 紙がいいんでしょ。まったく興味ないです」との答え。

そんなふうに答えそうな人が多そうな場所へわざわざインタビューしに行っているということでしょう? これが渋谷や原宿だったら「電子書籍? 興味あります。買ってみたい」という答えが多いのでは?

私はちなみに電子書籍にはまったく興味ありません。インタビューに答えていた男性のように、本というものは、あの紙を一枚一枚めくって読むのが楽しいと思うのです。少しずつ読んでいって、糸でも紙でもいいのですが、栞の位置が移動していく。読み続けていくと、自分の右側にあるページがたくさんになり、左側にあるページが数枚になり、最後のページをぱらっと右側へめくる。ああ、おしまい、読み終わった! そして裏表紙を右側へ閉じる。ぱたん。おしまい。これがいいのに。厚い本だと手にかかる重さも重かったり。その重さを持ち運んで読むのもまた楽しい。作者によっては、わざとここで改行したり、わざとここでページを変えたりしていることもあるのに、電子書籍だと字の大きさを変えて表示すると改行や改ページも変わってきてしまうのでは? それはないかな。どうなんだろ。

「電子書籍かぁ。興味ないなぁ。でもそんなこと言ってると世間から取り残されちゃうのかなぁ」と私が言ったら、「テレビは、そういうふうに思わせるような報道の仕方をしているんだから」と夫が言いました。そっか。私はまた素直に「取り残されちゃうかも」と思ってしまったというわけね。そしてそれが番組作りのワナなわけね。単純な私です。
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信憑性?

2010年01月28日 11時05分44秒 | 日常
私の夫は理系で、普段の言動もかなり理系なセリフや行動が目立つのですが、結婚してから私は「ああ、夫に影響されてきたなぁ」と思うことがいろいろあります。そのなかのひとつを今日は書いてみたいと思います。

それは「アンケート」について。よくテレビ番組やテレビCM、それから新聞などにアンケートの結果が出ることがありますよね。「これこれこう思っている人は80%」とか、「この商品を買った人は34%」とか、「この商品に満足している人は99%」とか。

以前の私は「おお、そうなのか! 99%もの人が満足しているのか!」と素直に思っていました。そんなにたくさんの人が満足しているのなら、良い商品にちがいないと素直に思っていました。

ところが、夫と結婚してからはちがった見方をするようになりました。夫は言います。「確かに数値上は99%の人が満足したというのは合っているかもしれない。でも、いったいどんな人にこの質問をしたと思う? それは明らかにされていないよね」と。その商品が若者向けの商品だったとする。それを若者100人に質問して99人が満足していると答えたとしたらどうでしょう。逆にこの商品に対して中高年の人100人に質問したら、いったい何人の人が満足していると答えるのでしょう。10%とか20%かもしれない。

新聞によく出ている世論調査などは、「電話による調査」とか「無作為に選出」と書いてあったりしますが、そういう「誰に聞いたか」、「どう聞いたか」ということが書いていないアンケート調査もたくさんある。「電話による調査」だったら、もしかしたらコンピュータを持っていない人が多いかもしれない。「インターネットによる調査」だったら、もしかしたら年齢がそう高くはないかもしれない。そうだとしたらそのアンケートはそもそも信憑性がどれほどのものなのか。

もちろん「おお、99%の人が満足なのか!」と今でも素直に思ってしまいます。でもそのあと「ちょっと待てよ、本当に99%なのかな」と思うようになりました。それは夫の影響です。おもしろいですね、夫婦って。
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豚肉の野菜巻

2010年01月27日 11時16分17秒 | 料理・家事
よく「豚肉の野菜巻」を作ります。野菜とお肉が一緒に食べられるし、簡単に作れるし、巻く野菜によってバリエーションが広がるし。みなさん、作りますか? どんな野菜を巻きますか?

私がよく巻くのは、にんじんといんげん。これが一番ポピュラーかしら。にんじんだけの日もあります。他の野菜は、アスパラガス、ヤングコーン、じゃがいも。野菜は棒状に切ったものをさっとゆでてから巻いていきます。鍋料理で残ったはくさいを巻いたこともあります。なかなかおいしかったです。はくさいはゆでずに生のまま、ぎゅうぎゅうと押しながら巻いていきました。巻いてから塩、こしょうをし、油で焼いて、ぽん酢で食べます。息子はウスターソースで食べています。焼いたあとに、しょうゆとみりんを足して甘辛くすることもあります。

先日ぱらぱらと見た雑誌にも、豚肉の野菜巻が載っていましたが、その野菜巻には、棒状に切ったはんぺんとにんじんといんげんが巻かれていました。はんぺん? おお、おもしろい、やってみようと思い、さっそく試してみたら、はんぺんに味がついているので、なかなかおいしかったです。見た目も、緑と白と赤で、華やかになりました。

他にどんな野菜を巻けるかなぁ。あ、ごぼうもアリですね。次はなにを試してみようかなぁ。お勧め、ありますか。
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学校に来ない

2010年01月26日 14時44分36秒 | 日常
うーん、やっぱり書きたいから書いてしまおう。

息子のクラスに、ここのところ学校に来ていない子がいるそうです。みんなの噂によると、中学受験の勉強を家でやっているとか。噂なのでね、本当かどうかわかりませんが、以前、他の小学校のお母さんからも聞いたことがあります。その小学校では、1月の中旬や下旬になると、6年生のクラスの半分ぐらいが学校に来ないこともあると。もちろん東京の私立中学の受験日にお休みの子が多いのはわかります。それから埼玉県や千葉県や神奈川県にある中学の受験日にお休みの子が多いのもわかります。でも、そうじゃあないんですよ。なんにもない普通の日にたくさんの子が休む。つまり、家で受験の勉強しているのだそうです。学校で授業を受けるよりも、家で受験勉強をするほうを選んでいるということです。受験に関係ない授業なんて受けていられない、委員会活動や掃除などやっていられない、ということだそうです。それを聞いたときにびっくりしたけれど、いざ自分の息子のクラスでも同じことが起こっていると聞くと、やっぱりびっくりです。

だって、小学生ですよ? 義務教育ですよ? おかしいでしょう?

こういうような私の意見はもう古いのでしょうかね。義務教育の小学校を、特に病気にもなっていないのに、家で受験勉強をしたいから休む。これって今は普通なんでしょうか。

その子はきっと無事に中学受験に成功することでしょう。でもそれでいいの? 学力は身につくかもしれない。中学にも受かるかもしれない。でも今だからこそ体験できるさまざまなことを今体験しないまま中学生になるということでしょう? 学力や偏差値では言い表わせない体験を今、小学生はしているわけでしょう? それを家から出ずに机に向かって勉強している。繰り返しますが、小学生ですよ? 高校生が大学受験を控えている時期じゃあないんですよ?

きっと中学受験をする人たちは、こういう私の意見に対して「なに言ってんの」と思うのでしょうね。「受かっちゃえばこっちのもん」と思っているとしたら哀しい。

世のなか、そうじゃあないと思うんだけどな。
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珍しい名字

2010年01月25日 15時08分51秒 | 日常
息子と「名字」の話になりました。よくある名字、珍しい名字、そんなにないけど特に珍しくはない名字、などなど。佐藤、高橋、鈴木のような名字はよくあるよね。それじゃあ、どんな名字が珍しいと言えるのかな。クラスのお友だちのなかにはあまり珍しい名字はなく、「お母さん、珍しい名前のお友だち、いた?」と聞かれました。

即座に珍しい名字が思いつかず、息子との話はそこで終わってしまいましたが、そのあと思いだした名字がありました。それは「田母神」さん。読みかたは「たもがみ」さん。ちょっとネットで検索してみたら、ネットでひっかかるような有名なかたで「田母神」さんというかたがいらっしゃるようですね。

おそらく私にとって、初めての珍しい名字のお友だちだったと思います。出会ったのは小学校に入ったとき。同じクラスに「田母神」さんという女の子がいました。幼稚園はちがう幼稚園だったようで、小学校に入ってから知り合ったお友だちです。髪の毛が長く、ふわっとゆるやかにウェーブがあり、まっすぐな髪の毛だった私は彼女の髪の毛がとても素敵に見えました。よく一緒に遊びました。ところが、彼女は小学校1年生の途中で東京へ転校してしまったのです。まだ文通をしようとか、年賀状などを書くような年ごろでもなく、彼女とのお付き合いはそれっきりになってしまいました。それに当時の私は神奈川県に住んでいたけれど、「東京」ははるかはるか遠いところ。遊びに行くなどとは考えられず、本当にもうそれっきり。今思えば神奈川と東京なんて隣同士なのにね。

それから、もうひとり珍しい名字の知人は「六角」さん。読みかたは「ろっかく」さん。戦国時代の歴史小説を読むようになってから、戦国大名に「六角」という大名がいたことを知りました。近江の観音寺城を居城とした武将です。知人の六角さんとは連絡が取れなくなってしまったけれど、もし会えたら聞いてみたいわ。「もしかして祖先はあの戦国大名の六角家ですか?」って。知人だった当時は戦国時代のことなんて全然知らなかったもの。珍しい名字ですね、という話はしたけれど、その由来については聞かなかったです。今思えば残念。

田母神さん、今ごろどうしているかな。私みたいに「お母さん」になっているかな。なんとなくだけれど、女の子のお母さんになっているような気がします。その女の子の髪の毛もゆるやかなウェーブで。

みなさんも、珍しい名字のお友だち、いますか。
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先生の体型

2010年01月24日 15時02分28秒 | 体力作り&ダイエット
エクササイズの先生のことばです。一語一句はちがうと思うけど、ほぼ以下のようなことばでした。「エクササイズやジムなどで体を鍛える場合や、ダイエットする場合、自分が習う先生の体をよく見て。その先生が教えることをあなたが習得した場合、あなたの体は最終的にはその先生と同じような体型になる」と。

ほ~と思いました。テレビでも、いろいろなダイエットやエクササイズが放送されていますよね。いろいろな体型の先生がいますよね。私は過去にヨーガを習ったことがあります。それから少しのあいだジムに通ってエアロビクスや筋トレやボールエクササイズをやったことがあります。そして2年ぐらい前にとあるエクササイズのDVDを買ってやってみたり、ジョギングしてみたり。

ジムのエアロビクスの先生と、筋トレの先生とでは、体型が全然ちがったもの。エアロビクスの先生はぱっと見た目には筋肉もりもりではなく、全体的に締まっているようなかんじ。筋トレの先生はやっぱり筋肉もりもりでした。あの先生のエアロビクスをずっと続けていたら、きっとあの先生のような締まった体型になるのでしょうね。そしてあの筋トレのクラスをずっと続けていたら、きっとあの先生のような筋肉たっぷりの体型になるのでしょうね。なるほどと思いました。もちろんエアロビクスばっかり一筋とか、筋トレばっかり一筋ではなく、いろいろなエクササイズをやるとまた話はちがうのでしょうけどね。

そう考えてみると、私が「ああなりたいなぁ」と思う体型は、エアロビクスの先生の体型でも筋トレの先生の体型でもないのです。DVDに出てくる先生の体型でもないのです。私が「ああなりたいなぁ」と思う体型は、以前ヨーガを習った先生の体型です。残念ながらその先生の体型をここにお見せすることはできないのですが、もうひとり「ああなりたいなぁ」と思う体型の人がいます。それはマラソンの谷川真里さん。谷川真里さんのことは、TBSの「オールスター感謝祭」という番組で走っている姿を見て、いいなぁと思うようになりました。がりがりに痩せているわけではなく、足がすらっとしていてカッコいい。ヨーガの先生もがりがりに痩せているわけではないけれど、無駄なお肉がついていなくて、きゅっと締まる部分は締まっていてカッコいい。

私の実際の体型をご存じのかたは、ちょっと笑ってしまうでしょう? 私は全然谷川真里さんのようじゃあないもの。でも少しでもすらっとした足になれるよう、ぼちぼちがんばりたいです。

コメントいただいていますね。どうもありがとう。レスはまたゆっくり。
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8888

2010年01月23日 17時10分03秒 | 体力作り&ダイエット
私の使っている万歩計はピカチュウの万歩計です。歩いた歩数は夜の0時までのものが記録されます。0時になると歩数はゼロになり、また1日の歩数をカウントし始めます。

昨日の金曜日、前日の木曜日に歩いた歩数を見てみたら、「8888」でした! こんなこと初めて。こんなことあるんだ。末広がりでラッキーだわ~。

そう言えば、昨年の1月の日記に今年の目標を書きました。「今やっているエクササイズとジョギングを年末まで続けること」というものです。残念ながら、目標は達成できませんでした。昨年の秋、更年期障害なのかなんなのか、とにかくなにもかもめんどくさくて、朝なかなか起きられなくて、エクササイズもジョギングもできなくなってしまったからです。

今年に入ってから、だいぶ体調が良いです。「なにもかもめんどくさい」と思うことも少なくなりました。朝早く起きるのは無理みたいだけれど、日中はいろいろなことをやろうという気持ちになっています。

先週と、先々週、平日の昼間にジョギングに行ってきました。ほぼ4ヶ月ぶり。さすがに以前よりは時間がかかったけれど、ちゃんと走れましたよ。ほっ。これから少しずつまた走ろうと思っています。

今年は、「今年の目標」は立てないでおくことにしました。へへ。
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「東山魁夷と昭和の日本画展」

2010年01月22日 10時54分27秒 | 日常
コメントもいただいたので、今日は昨日訪れた美術館で見た絵について。

昨日見に行ったのは「山種美術館」です。企画展は「開館記念特別展II 没後10年記念 東山魁夷と昭和の日本画展」というものでした。

私が東山魁夷(ひがしやまかいい)さんの絵と出会ったのは、たぶん角川文庫だと思うけど、文庫を買ったときにその文庫に挟まれていたしおりでした。しおりに東山魁夷さんの絵が使われていたのでした。なぜ使われていたのか今となってはわからないけれど、当時何冊か買った角川文庫の本すべてのしおりに東山魁夷さんの絵が使われていました。絵柄も1種類ではなく何種類もありました。そのすべてに白い馬が描かれていました。「きれいだな、この絵」と一目惚れでした。

私が高校2年生のとき、東京の国立近代美術館で「東山魁夷展」が開かれました。私はひとりで電車に乗って東京まで見に行きました。そこにはしおりに使われていた絵もありました。そう言えば、あのときも美術館はとても混んでいたっけ。

それ以来ずっと私は東山魁夷さんの絵が大好きです。毎年東山魁夷さんの小さなカレンダーを買っています。今調べてみたら、1986年からでした。私は1987年から1989年までアメリカで勉強していたけれど、そのときもお友だちに頼んでこのカレンダーを買ってアメリカに送ってもらったほどです。1986年か。もう25年間も続けて買っているんだ。ちょっと自分でもびっくりです。続けて買っていることにもびっくりだけど、続けて発売されているというのもすごいですね。

東山魁夷さんについては、少し辛い思い出があって、「東山魁夷さんの絵は嫌いだ」と私に向かって言った人がいたのです。嫌いな理由は「あたたかみがないから。どうしてこういうあたたかみのない絵を好きな人がいるのかわからない」と言われました。まあね、人間には好き嫌いがあるからしょうがないです。私が大好きな阪神タイガースのことだって、大嫌いな人がたくさんいるでしょうね。それと同じです。頭ではわかっているけれど、とても悲しかったです。

なんでだろうなぁ。昨日の日記もちゃんと美術館名や誰の絵を見に行ったか書けばいいのに、名前を伏せたのは、「えー、ぎんなんさん、東山魁夷さんの絵が好きなんだー、なんであんな絵がいいんだろう」と思われるのがイヤだったからかなぁ。そんなこと、昨日書いているときにはちっとも思わなかったけれど、無意識のうちにそんなことを思っていたのかなぁ。

「あたたかみ」という点で言えば、もっとあたたかみのある絵を描く人はいると思います。でも私が東山魁夷さんの絵が好きなのは、その「凛とした」美しさ。身が清められるような、心が澄んでいくような、背筋がしゃんとするような、きりっとした美しさ。

昨日、美術館から帰ってきてから、高校2年生のときに行った「東山魁夷展」で購入したハガキセットを取りだして見てみました。もう袋がぼろぼろになってしまっているけれど、「東山魁夷展」と書かれた袋に当時の日付。それに当時の入場券も入れてありました。ハガキの袋には「S」と書いてありました。もっとたくさんハガキが入ったセットも売っていたんだろうなぁ。当時の私には「S」を買うのがやっとだったんだろうなぁと思いました。

ハガキセットのなかには、昨日見た絵のうちのひとつも入っていました。そうか、この絵は高校生の私も見ていたんだ。いいものはいい。好きなものは好き。それは変わらない。そう思います。
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美術館へ

2010年01月21日 15時29分44秒 | 日常
今日は、とある美術館に行ってきました。そんなに有名な美術館じゃあないし、展示数も少ないし、企画展も始まってからだいぶたっているから、そこそこすいているだろうと思って行ったのだけれど、とても混んでいてびっくり。見ていてもなかなか先に進まなかったり、人の頭ごしに説明を読んだりするほどの混み具合でした。美術館のショップもバーゲンとまではいかないけれど、押し合いへし合いの混み具合。こんなに混んでるのかとびっくり。

平日の午前中なので女性が多かったですね。かなり年配の人が目立ちました。お友だちと一緒に美術館に来て、帰りにどこかでランチをして帰るのでしょうね。いいですね、そういうの。でもねぇ、そういうおばちゃんたちって、語るのですよ。好きなこととか、自分が詳しいことについて、語りたい気持ちはわかります。まあ私も人のことは言えないしね。おばちゃんたち、まあ大きな声で、美術館で絵を見ながら語るのですよ。この作品の色はあーだこーだとか、あっちの作品の色のほうがあったかいとか、この作品のほうがあっちよりあとから描いたのよねとか、この作品はまだ若いころの作品だからとか、あの作品はXXさん(画家)のところにいたころの作品だとか。語る語る。美術館の説明本など買わなくてもいいほど。

女性って元気ですね。女性パワーってすごいわ。館内であーだこーだとうるさかったけど、でもなんだかパワーをもらったような気がします。もちろん展示されていた数々の絵は私の心を澄んだものにしてくれました。行って良かった。
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手作りごま豆腐

2010年01月20日 11時58分32秒 | 料理・家事
年末に、本「がんばらない健康法」を読んでから、自分の生活に取り入れられるものは取り入れてみています。今後どうなるかわからないけれど、「まず試してみる」を実行しています。

今日紹介するのは、「がんばらない健康法」に出ていた、「ごま豆腐」。ごま豆腐というよりは「ごま寒天」というかんじですが、使用するのは粉寒天、水、豆乳、すりごま。

先週は白すりごまを使ってみました。でもなんだか寒天寒天しているような気がしたのと、あまり味がなかったような気がしました。いちおう作った豆腐の上にきのこをさっと煮たものをかけて食べたのですが、なんだかいまいち。歯ごたえもまさに寒天。

「がんばらない健康法」に出ていたごま豆腐には調味料は一切使っていないのだけれど、粉寒天に添付されていた寒天レシピに出ているごま豆腐には、砂糖や塩が使ってある。そうだよなぁ、スーパーで買うごま豆腐は甘いもんなぁ。それに添付の寒天レシピだと水が少し多くなっている。

そこで、昨日は水を少し多めにし、砂糖の代わりにベターホームから買っている「ニゲロオリゴ糖」を少し入れてみました。そして白ごまの代わりに黒ごまを。上にかけるものは、きのこではなく、ねぎとしょうゆにしてみました。

そうしたら、なかなかにおいしかったのですよ! 歯ごたえもあんまり寒天寒天していなかったし、ほんのり味がついているかんじがするし、しょうゆとねぎとの相性もグー! 次回は白ごまで、水を多めにし、ニゲロオリゴ糖を入れてみようと思います。

夫もかなり気に入ってくれたようでした。きっと夏に食べたほうがおいしいような気がします。夏のレシピはレパートリーが少ないからなぁ。冷ややっことかたまごどうふばっかりだし。このごま豆腐はいいかもしれないです。詳しい作りかたや分量を知りたいかたはご一報くださいませ。
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キムチ鍋

2010年01月19日 10時30分25秒 | 料理・家事
昨日は実はキムチ鍋について書こうと思っていたのでした。

日曜日の晩ごはんはキムチ鍋にしました。チョビちゃんから「すき焼きみたいに生卵を使えば子どもでも食べられる」と教わったので、それを夫と息子に話してみました。すると息子が「それなら食べてみる」と言うので、キムチ鍋にしたわけです。普通に作ってみて息子にとっては辛すぎるのであれば、息子は生卵を使えばいいわけだし。夫と私はそもそも大丈夫なわけだから。

夫と私にとってはおそらく10年ぶりぐらいのキムチ鍋。息子にとっては初めてのキムチ鍋でした。スーパーでキムチを買うのも、もしかしたら10年ぶりぐらいかも。スーパーに行っても自分に関係のあるコーナーしか見ないものね。キムチ売り場に行ったらたくさん種類があって、どれがいいのやら。「当店おすすめ」と書かれて大量に置いてあったキムチにしました。量は320g。

鍋にそのキムチを全部入れ、水を5カップ、顆粒中華だしの素を小さじ2。これで味見をすると結構辛い。スープは真っ赤です。うー、大丈夫かな~。そこへ、はくさい、ねぎ、えのき、春雨、にら、豚肉。時間差で中華麺を入れました。

息子はと言えば、全然平気でした! 最初のうちこそ「辛い、辛い」と言っていましたが、豚肉や麺をどんどん食べる食べる。さすがにスープをごくごく飲むというのは無理でしたが、いつもの鍋料理よりもたくさん食べたかもしれません。

おー、これならこれからキムチ鍋オッケーだよ! チョビちゃん、生卵は使わなかったけれど、情報ありがとうだよ。その情報がなかったら、作ろうとは思わなかったかも。感謝です。
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小林繁投手死去

2010年01月18日 14時56分41秒 | プロ野球
今日の日記は長いです。内容も重くなります。ご了承のうえ、興味のあるかたは読み進んでください。

昨晩、ついていたテレビから「元阪神タイガースの投手だった小林繁さんが急死しました」というナレーションが聞こえてきました。耳を疑いました。でも画面を見ると確かに小林さんの写真が写っていました。私はそれからあわててインターネットを立ち上げ、ニュースのページを読みました。前日までは元気だったのに、心不全で急死と書いてありました。ネットには早くも追悼記事が掲載されており、プロ野球界のいろいろな選手のメッセージや、元気だったころの小林投手の笑顔や、記者会見の様子、しなる体で投げる姿など、昔の写真がたくさん載っていました。

泣きました。記事を読んで泣き、写真を見て泣きました。

私は今でこそ阪神ファンで、もう阪神ファンになってから31年がたちますが、最初は巨人ファンだったのです。そうです、小林投手の大ファンだったのです。もう若い人にはリアルタイムでの記憶はないかもしれませんが、小林投手は「空白の一日」とか「江川事件」と呼ばれる事件により、巨人から阪神に移籍しました。「空白の一日」があったのは、私が中学2年生の秋のことでした。「空白の一日」についてはここには詳しい説明を書くのは避けておきます。ご存知ないかたは、どうぞほかのサイトで調べていただきたいと思います。

年が明けてから、「空白の一日」事件により、小林投手が阪神へ移ることになりました。私はその春に中学3年生になりました。あの「空白の一日」および「江川事件」は、当時の私に大きな衝撃を与えました。こんなことが世の中にあっていいのか。巨人はそんなに偉いのか。なんという理不尽なことか。なんでエースピッチャーを出さなければならないのか。そこまでして江川が欲しいのか。そこまでして江川は巨人に入りたいのか。そんな世の中にプロ野球界に激しい憤りを感じました。

小林投手は多くを語らず、野球が好きだから、自分を欲しいと言ってくれているから、阪神へ行くと言いました。結果を見て欲しいとも言いました。私はすっぱりと巨人ファンを辞め、大好きだった小林投手と一緒に阪神に移籍しました。そうです、私が阪神ファンになったのは、この「空白の一日」と「江川事件」で小林投手が阪神に移籍したからなのです。

阪神に移籍した年の小林投手は、それはそれはカッコ良かったです。もちろん昔からカッコ良かったけれど、この年の小林投手には独特のオーラがかかっているようでした。特に巨人戦になると強かったものです。細い体をしならせながら投げる姿は、本当にカッコ良く、どこか神がかっているような神々しさを感じました。その年、小林投手は22勝をあげ、沢村賞をいただきました。

全身、鋼のような筋肉だったと伝えられていますが、ユニフォームを着た姿は本当に細くてきゃしゃでした。投げかたは、今はもう珍しくなってしまったサイドスロー。私はアンダースローやサイドスローで投げる投手が大好きです。小林投手は1球投げるたびに体が大きくしなり、時には帽子がすっとんでしまうこともありました。身を削って投げているようなかんじすらしました。それがまたカッコ良かった。

小林投手、言いたいことは山ほどあったと思います。なんで俺なんだ。なんで俺が阪神に行かなきゃならないんだ。俺は巨人のエースだぞ。俺をいらないのか。いろいろ思ったと思います。それを一切外に出さず、黙々と投げていた。そして強かった。それがまたカッコ良かったです。

反面、私生活では離婚や破産を経験されたようで、「もし巨人にとどまっていたら」と考えたこともきっとあったように思います。人生、どこでなにがあるかわからない。「もしあのときああだったら」と誰もが考えると思いますが、小林投手ほどそれを感じた人はいないのではないでしょうか。それでもそれを愚痴ることなく、もくもくと投げていた姿が本当に素敵でした。

昨晩、江川投手が小林投手について語っていました。私は当時中学生だったし、江川投手のことは大嫌いで、憎んで憎んで憎み切っていました。でも今、私もこの歳になって、人生の分岐点をいくつか越えてきてみて思います。江川投手のことはいまだに好きにはなれません。しかし、江川投手も大変だったのではないかと思えるようになりました。ある意味被害者のひとりなのではないかとも思います。まだ若い江川投手が、どこまでこのドラフト制度を利用した策略を知っていたのかと思います。昨日のインタビューで江川投手は、「小林さんが亡くなったからと言って、申し訳ないという気持ちは一生なくならないと思う」と言っていました。私もそうだろうなぁと思います。

今日、出かけた先の地下鉄の駅でスポーツ新聞を買いました。それを読んでまた涙がこぼれ、今この日記を書いていても涙がこぼれ、なかなか文章が先に進みません。私を阪神ファンにしてくれた小林投手が亡くなったことがとにかくショックですし、57歳という若さで亡くなったこともショックですし、前日まで元気だったというのもショックです。まさに「急死」。激動の人生を走り抜けたのでしょう。どうぞゆっくり休んでください。私はこれからも阪神を応援し続けます。どうぞ天国からそんな阪神ファンのことを見守っていてください。日本のプロ野球界を、日本のちびっこたちが野球をする姿を見守っていてください。お疲れさまでした。本当にありがとう、小林投手。
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大河ドラマ「龍馬伝」第1回&第2回感想

2010年01月17日 16時52分04秒 | 大河ドラマ感想
この土日で、録画しておいたNHK大河ドラマ「龍馬伝」の第1回と第2回を観ました。夫と息子と3人で観ました。夫はもともと龍馬や幕末が好きで、家にもそのへんの時代の本が何冊もあります。夫は「天地人」は観ようと思わなかったようですが、「龍馬伝」は観たいと言うので、録画しておいたわけです。

実は私は、夫が高校生のときに読んだという「竜馬がゆく」(司馬遼太郎著)全8巻を2001年に読んでいます。戦国時代の本はひとつ読みだしたら、他の武将のものも読みたくて読みたくてどんどん図書館から借りてきたのに、「竜馬がゆく」を読み終わっても他の幕末の本に手を出さなかったというのは、自分でもどうしてだろうと思います。幕末はやっぱり難しかったからか、当時は読書よりも子育てに忙しかったからか、いまひとつ次になにを読もうかと思うほど心ひかれなかったのか。なぜでしょうね。

そんなわけで私が龍馬や幕末に関して持っている知識は「竜馬がゆく」で得た知識のみです。そういう状況でドラマを観ました。

いやぁ、福山雅治さん、良いですね! 子役の子も良いですね! 子役の子が髪の毛ちぢれていたのは、大きくなった福山さん演じる龍馬の髪の毛がちぢれているからなのですね。とてもよく似ていました。似ている子どもを探してきたのでしょうか。私の印象としては、坂本龍馬は福山さんのように二枚目ではなく、もっと田舎っぽくて、泥臭くて、でも人を引き付ける魅力がある人なのではないかと思っていました。配役を聞いて福山雅治さんが龍馬を演じるとわかったときは、カッコ良すぎるでしょ~!と思いました。でも第1回でも第2回でも、確かにカッコ良かったけれど、見事に泥まみれになっていましたね。

第1回と第2回で強く感じたのは、土佐藩において上士と下士にこんなにも差があるのかということ。こうして抑えられていた下士のエネルギーが倒幕に向かうのかと、そのエネルギーの根源を見る思いでした。それから岩崎弥太郎。第1回の冒頭、弥太郎の回想から始まりますが、龍馬のことを「大嫌いだった」と言います。なぜ大嫌いだと言ったのか、それが非常によくわかる描写が続きましたね。

龍馬を支える家族のメンバーもとても良いかんじ。乙女姉さんも龍馬のお父さんも龍馬を思う気持ちがよく表れていました。武市半平太も真面目で堅実なかんじがしたし、広末涼子さんはやっぱりきれいで日本髪が良く似合います。

今後が楽しみです。観続けてしまうと思います。でも「天地人」のときのように、感想を毎週書くことはしないと思いますが、ときどき書くかもしれません。そのときはお付き合いくださいませ。
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