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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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霧の狐道64

2008-06-02 18:53:18 | E,霧の狐道
 授業は、再開された。
そして、俺のイメ~ジも再開された。

“ 何処まで、行ったかな・・・・。”

大ボスが現れるところまで来たのだった。

“ えっと、その場面は・・・。”

 大ボスの周りには、多くの怖そうなキツネとポワポワ浮いている狐火がある。
中ボスの強そうなキツネが、大ボスの左右にそれぞれ宝珠と巻物を咥えて控えている。
俺は、その風景に何か物足りなさを感じた。

“ う~ん・・・・・・・・。
 どうせなら、もっと、華やかな方がいいよな・・・。”

俺は、精一杯イメ~ジした。

“ これでどうだっ!!
 どどぉ~~~ん!!!”

大ボスの周りに、かわいい女狐がビックリするくらいたくさん現れた。

“ うん、これだ、これだ!
 こう、来なくっちゃ!!”

大ボスは、かわいい女狐達に囲まれて満足そうだ。

“ 俺の配慮に感謝しろよっ!!”

大ボスは大きく頷き、俺に言う。

“ ムフフフフ、おまえ、良く気が利くな。”

 俺も、大ボスを見て満足する。
こいつだったら、全国のお稲荷さんを統括するほどの実力者だから、あんなちっちゃなキツネなんて、チョチョイのチョイだ。

“ ムフフフフ、キツネのヤツ、今に見ていろよ!”




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