授業は、再開された。
そして、俺のイメ~ジも再開された。
“ 何処まで、行ったかな・・・・。”
大ボスが現れるところまで来たのだった。
“ えっと、その場面は・・・。”
大ボスの周りには、多くの怖そうなキツネとポワポワ浮いている狐火がある。
中ボスの強そうなキツネが、大ボスの左右にそれぞれ宝珠と巻物を咥えて控えている。
俺は、その風景に何か物足りなさを感じた。
“ う~ん・・・・・・・・。
どうせなら、もっと、華やかな方がいいよな・・・。”
俺は、精一杯イメ~ジした。
“ これでどうだっ!!
どどぉ~~~ん!!!”
大ボスの周りに、かわいい女狐がビックリするくらいたくさん現れた。
“ うん、これだ、これだ!
こう、来なくっちゃ!!”
大ボスは、かわいい女狐達に囲まれて満足そうだ。
“ 俺の配慮に感謝しろよっ!!”
大ボスは大きく頷き、俺に言う。
“ ムフフフフ、おまえ、良く気が利くな。”
俺も、大ボスを見て満足する。
こいつだったら、全国のお稲荷さんを統括するほどの実力者だから、あんなちっちゃなキツネなんて、チョチョイのチョイだ。
“ ムフフフフ、キツネのヤツ、今に見ていろよ!”
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