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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 2月4日 持論(2)

2019-02-04 19:24:37 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 2月4日 持論(2)






 そして、撮り終わった写真を見て固まるB、覗きこんで怪訝な顔をするA。
俺も写真を見て思わずのけぞった。
 二人の回りに無数のオーブと、二人の間に一組の目のような物、全体にかかる白いもや。
目はよく見ると老人に見える。
 背筋が冷えた俺たちは、後日、神社に駆け込んで、事情を話してお祓いをしてもらって、お守りも頂いた。
 認知症などで前後不覚になって死んだ人は、自分が死んだことに気付かず、生きている人間とコミュニケーションを取りたがるらしい。
目はあの病院で亡くなった老人で、打ち棄てられて久しいあの場所に、俺たちが潜り込んだから現れたのだそうだ。
白いもやに関しては失念してしまった。
 写真は丁寧に供養して頂けると言われたので、感謝しつつカメラを預けて帰ってきた。
その後は特に変化もなく、いわゆる霊障もない。
ただAの持論が、

“ 幽霊は万人に見えるか見えないかの0か1かしかない。
しかし、カメラ等の機械は捉えられる光の波長の範囲が人間と違うから、テレビのリモコンの赤外線がデジカメに映りこむように、もしかしたら人間に見えないものも、写真には映りこむかもしれない。”

というものに変化しただけだった。
 今回のことで幽霊を完全に肯定するわけではないが、いるならば、いつか必ず構成物質を突き止めてやると息まいている。















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2月3日(日)のつぶやき

2019-02-04 07:59:58 | _HOMEページ_


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