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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 2月9日 居酒屋での会話

2015-02-09 19:08:51 | B,日々の恐怖


   日々の恐怖 2月9日 居酒屋での会話


「 病院でふと思い出したけど、手前にあるコンビニも結構ヤバイ。
学生時代に深夜勤してたんだけど、誰も居ないのに「すみませーん」とか聞こえてきたり、事務所の扉がドンドン叩かれたりしたなあ。
 自動ドアも勝手に開閉しまくるから撤去して、自分で開閉するタイプの扉に付け替えて魔除けの鈴付けた。
鈴を付けてから商品が勝手に落ちなくなったし、声とかノックは死んじまった常連だった人達が来てるんだろうなあ。」
「 俺、前に山小屋の経営者夫婦から同じような話を聞いたな。
20年ぐらい前の霧深い日、登山中に崖から落ちて亡くなった男性がいて、その人の遺体を警察が来るまで山小屋に保管してあげたことがあるんだそうだ。
 それ以来、その日と同じようなホワイトアウト状態の晩になると扉をドンドン叩かれたり、スミマセーンという男の声がかすかに聞こえたりすることがたまにあるとか。
またアレだろうなぁと思っても、本物の遭難者だったらヤバいから、ドアを開けなきゃならないのが嫌だと言ってた。
外を見ても誰もいないそうだけどね。」








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