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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 481 今年もヘルニア

2007-01-06 | NAETアレルギー治療
年があけて3,4日で5人の新患が来院された。主訴は様々である。急性外傷性足関節捻挫、椎間板ヘルニア、側弯症、四十肩、腰痛である。

この中で、椎間板ヘルニア、側弯症、四十肩は整形外科より転医組である。もちろん傷病名は整形外科で診断されたものである。この3症例の病歴は数年から短くても半年前から治療を受けている患者さんである。

特に椎間板ヘルニアの患者さんは、最近見えた患者さんの仲でもかなり高度な症状をもっている。整形外科検査では、SLRが全くできない。O度である。その他の検査もほとんどが陽性反応が出る。

症状は、安静痛(腰部から左下肢に至る)、体幹の可動域の減少、前屈、伸展、左右の側屈の動きで、全てに痛みと下肢痛が出現する。ここで、はてここで疑問に思うはずである。全ての検査で陽性がでる?

整形外科検査を構造は基本的に考えた検査でる。構造学的なあるいは力学的なストレスを加えて反応するわけで、左下肢痛をともなった症状に全てに反応するのは腑に落ちない。

ここで、画像診断が登場するのだが、あいにくこの患者さんは単純撮影(X線)しか行っていない。単純撮影だけで椎間板ヘルニアの診断をされた。単純撮影では椎間板の状態はわからない。だが、撮影の結果ヘルニアと診断されしばらく様子を見て改善しなければ手術を勧められた。

CCRKの検査では「感情」「ウイルス」が見つかった。聞いてみると腰痛と下肢痛が始まった2,3日前に扁桃腺を腫らして高熱がでた。熱が下がってその後から下肢痛をともなった腰痛がでた。

治療後は安静痛が治まったが下肢痛がともなった体幹の運動時痛は改善しない。時間がかかるが改善する。整形外科検査と画像の検査もあてにならないことが多い。

治療家としては整形外科検査や画像を否定するわけではないが鵜呑みにするわけにはいかない。参考程度でいいのではないか。今年も椎間板ヘルニアの患者さんが多く来院しそうだ。

拳骨


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