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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 482 ネットっ子

2007-01-09 | カイロプラクティック
昨日は「成人の日」各地で式典が行われ晴れ着姿や羽織袴の希望に満ち溢れた笑顔がニュースでみられた。ここ数年、成人式が乱れ式典において一部の心無い新成人が乱痴気騒ぎをして問題になっていた。

昨日のテレビのニュースや今朝の新聞には、この乱痴気騒ぎを報道している様子はなかった。皆さんも同じような感想だと思う。今年の新成人は温厚な性格なのかも知れない。(これが当たり前なのだが)

ある評論家が、今年の新成人をこのように評価していた。ネットを使った情報収集が上手く、一つの社会文化になっている。ネットを利用してのコミニケーションが上手く、短期でコミニケーションの輪が広がりデジタル的なスピードに上手く対応している。

新成人とは逆に企業戦士の第一線から大勢の身を引く世代「団塊の世代」。この方達は残念と言うかネットなどIT物には何となく抵抗があり、身近にすることは苦手とする。

その代わりと言っては何だが。唯一のコミニケーションのとりかたが酒飲みやゴルフといった人と人の対面型のアナログ的なコミニケーションのとり方をする。時間がかかるが、相手の顔を見ての心のこもったとり方である。

どちらも長所、短所がありどちらがいいとはいえない。ただ言えることは、ネット型デジタルコミニケーションを「コミニケーション文化」として捉える大きな落とし穴がまっている。

すでに、その落とし穴にはまってもがいている若い人たちがいる。人とのコミニケーションがデジタル(会話のないこと)型であるため人の気持ちが読めない。引きこもり、ストーカー、殺人、自殺などなど。会話があればこのような問題も減ると思うが。

この社会的な現象は学校教育の現場にも現れている。もちろん医療教育の現場にも同じような傾向が見える。最近の若い先生は患者さんとのコミニケーションがとれず(とる必要もないと考えているかもしれない。)問診もできないとのこと。

問診の変わりに最新の医療機器で検査をする。この検査でわからないとなんでもない。会話をすれば言葉に隠された「痛み」が診えるはずである。画像や医療機器に頼らず、患者さんを「心ある」生命とみることができるのは対面型の会話が必要である。

拳骨



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