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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1004 実践セミナー「格闘技編」2

2009-07-07 | カイロプラクティック
第2回の実践セミナー「格闘技編」の症例を通して参加された先生方と復習をかねて機能障害について考えてみる。

「変形性膝関節症」この症例はスポーツ選手に限らず一般のかたにも多い症状である。骨の変形はいろいろな要因で変形する。

過去の外傷(骨折)、リウマチ、その他などの病理、退行性変性などのいわゆる老化現象、関節の裂劇の減少など単独、あるいは複数の要因が重なって起きると考えられる。

また、力学的的な要因で腱の付着部の過剰な牽引(筋の過緊張 )による骨増殖、あるいは関節裂劇の減少で骨と骨のぶつかり合い? 体内のプラスマイナスのイオンの変化によるものと・・・諸説云々は沢山ある。

発生原因の究明は専門家に任せるとして、我々代替医療家は何をターゲットに治療を行うかが「変形性関節症」の治療の大きな分かれ目になる。

なかには外科的な治療でなくても「変形」は治るなどという先生もいる。こうなってくると誤解を生じることになると思う。また、「変形」を治そうと思うと代替医療の治療は成立しない。

最初のスタートで何をターゲットにするかはっきりして理解しておかないと先行き見失いいつになっても「あそこに行っても治らない」と悪いうわさが絶えなくなる。

選手や患者さんも先ずは「画像検査」を信頼する。画像での変化が痛みの原因と思い込むのと専門家からも「画像」による「変形」が原因と説明を受ける。このときの患者さんには当たり前のように説明を信用する。患者さんに責任があるわけではないのでしかない。

スポーツ選手なども若くして足関節捻挫を何度も繰り返していると変形が進む。バレー選手などの足関節の変形は多い。癖になった捻挫の反復性の力学的な問題が原因とされている、。

この捻挫の「癖になる捻挫」もクセではなく再発、あるいはクセになる原因は他にある。これについては後日述べる。

いずれせよ「変形性関節症」は原因でなく結果であることを認識することによってこれからの治療を発展させる。

拳骨