木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 983 翼状肩甲骨

2009-05-30 | スポーツ障害
全国大会出場に後二つ勝つと決定する野球選手。投手でここまで活躍してきたが6月の7日の試合前に右肩が痛くなった。25日に来院する。

約2週間前から右肩の違和感とガクン、ガクンと音がするような感じがした。我慢して投げていたら痛くなった。来院時は痛くて肩が回らない。

検査をすると「翼状肩甲骨」が見つかった。機械的に診ると肩甲骨を挙上・内転させる僧帽筋上部・肩甲挙筋・菱形筋と、拮抗作用である下制・外転させる前鋸筋・小胸筋とのアンバランスを引き起こすことが原因といわれている。これも結果。

前鋸筋の支配神経である長胸神経が障害を受けて、筋肉が弱くなることが原因になる場合もあります。こちらの影響のほうが大きいようである。カイロプラクターならこちらからアプローチする。

こちらからといっても前鋸筋支配神経レベルの脊椎分節をアジャスト? これもカイロプラクターの醍醐味かな。筋力低下と痛みは別物である。

筋力低下と痛みを同位レベルで考えてしまうと生理学的にはつじつまが合わなくなる。

治療後は痛みは無く肩の回転運動はできるようになった。28日の来院では痛みが無く25日の翌日には投球練習をしても痛みが無く普通に投げることができた。

しかし、肩甲骨の不安定は多少残っている。継続して改善していく。

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