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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 397 仕事の流儀

2006-09-15 | カイロプラクティック
昨晩のNHK番組 プロフェッショナル「仕事の流儀」を見たかは多いだろう。昨晩の主役「脳神経外科医・上山博康医師」さすがである。

さすがというか患者さんの命と自分医師生命をかけて真剣勝負がうかがえた。生命の根源である「脳」の仕事をしている。患者さんの多くは「脳」=「生命」という生死を分ける狭間での極限状態で日々おびえている。

すがる思いで上山先生をたよる。まさに命を預ける。上山先生は安全パイを握らない。インタビューの中でこんなことを行っていた。「私の治療で治る」と言い切ることに弁護士から「それは危険な治療です。治るとはいわないほうがいい。」みたいなことをいわれた。

最近の日本の医療業界も、医療訴訟でたいへんである。以前と違って密室の出来事は隠すこことができず、治療家が負けることが多い。中には、死のリスクが高い患者さんを受け入れない風潮も出てきた。(新聞記事より)

代替医療の世界も同じだ。「治るという言葉は使うな」というような教育を受ける。法律的な問題もあるが、治す必要のない治療などない。どんな些細の症状でも治すことを前提において治癒率を高めたいものだ。

上山先生の脳外科医としての過去には壮絶な葛藤があったようだ。その過去が現在の医師生命をかけた真剣勝負に挑んでいるようにも思える。治せないのは自分の未熟さが原因とまで言い切る。久しぶりに勝負師の顔を見た。

拳骨