日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

外国人学校絵画展

2009-05-15 10:06:50 | (茂)のブログ
 日本に暮らす外国人の数が200万人を突破して久しいが、歴史的経緯から日本に暮らす人、近年渡ってきた人など、外国人が日本で生活するに至った背景は、それぞれ違う。
 そしてその外国人の中には、多くの子どもたちが含まれている。

 子どもたちに自分のバックグラウンドを尊重し、自己を肯定できるようになってほしい。日本の公教育で解決できない、そんな願いから、多くの外国人学校が生まれた。

 しかし、外国人学校の運営は、そうたやすいものではない。
 行政からの支援も乏しく、また、市民の理解も深くない。

 だからこそ、まずは知ってもらうこと、その存在の大切さ、すばらしさを感じてもらうこと。そこから「変化」は生まれる。
 
 今日、15日から20日まで、都政ギャラリー(東京都庁都議会議事堂)で、東京外国人学校合同絵画展が開催されている。
 今年で9回目を迎えた。
 絵画を通して、外国人学校が手を携え、子どもたちにとってよりよい環境をともに作っていく試みだ。
 ぜひ、多くの人たちに足を運んでもらいたい。(茂)