日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

高校野球

2009-08-26 12:12:44 | (K)のブログ

 夏の甲子園大会がようやく終わった。決勝があった夜7時のNHKニュースはトップで試合の模様と地元の様子を伝えていた。選挙戦真っ只中のいま、たかが高校生のスポーツ大会をトップで伝えるという感覚がわからない。

  高校野球について、常日頃、思っていることを書きたい。

  高校野球の全国大会を開くのはかまわない。勝手にやればいいと思う。しかし、全試合を生中継するのはおかしい。野球もサッカーも卓球もテニスも剣道も、すべて同等なはずだ。同じ高校の部活動なのに、なぜ野球だけ優遇するのか。人気があるから、というのは理由にならない。

  他の競技も全試合中継するか、高校野球の中継をやめるかどちらかであろうが、現実的にはやめるしかない。地元の高校が出るときはローカルテレビが放送すればいいし、全国放送はせめて準決勝からの3試合だけにすればいい。

  全試合を甲子園球場だけで行うのもおかしい。何ヵ所かの球場で1回戦、2回戦と一気にやればいい。そのほうが公平だし日程も短縮できる。中1日、休みの日を設ければ、生徒たちの負担も減る。甲子園球場でやるのは、これも準決勝からでいい。

  冬の高校サッカーのようにやるのがもっとも現実的だと考える。それでも優遇されているのだろうが、この程度なら仕方がないだろう。

  ともかく、高校の部活動なのだから、大人が利権を作り出しそれに群がるのはみっともない。(k)


「海のエジプト」展

2009-08-26 09:20:56 | (愛)のブログ

先日、「海のエジプト」展に行って来ました。
「海のエジプト」展とは長い間海に沈んでいた5mのファラオが見ることが出来るという展示会。
いつも乗る通勤車両にはポスターが貼ってあり、テレビで特番まで組んで宣伝をしていたので、
どんなものか一度見てみたかったのです。

展示会自体は商業的な感じがプンプンしてました
(なんたって最初の展示物がでてくるまでの長いこと!)が、
目をみはる展示物も何点か見られました。

一番驚いたのが、100年間かけてその原型を完成することがようやくできたという、
当時の暦が描かれた石碑。
どういう意味かというと、頭の部分は最初に発見されており、
側面はまたその何十年か後に…といった具合に
原型を100年かけてやっと見る事ができたそうです。
その暦は現代とほぼ変わらぬ正確さで記され、
側面には象形文字がずらっと描かれていてとても興味深いものでした。

5mのファラオも素晴らしかったです。
ファラオ像とナイル川の氾濫を神格化したというハピ神像と王妃像の
三点セットで展示されていました。
その当時にこれほどの造形を作れたというのが素直にすごい!
お気に入りは王妃様の胸のあたりの造形です。
他に女神の像もあったのですが、
そのどちらも布と胸の辺りの造形がしなやかで自然で、美しかったです。
見終わった後の疲労感は半端じゃなかった(無駄に長かった…)ですが、
遙か昔の造形美に触れられて勉強になりました。

写真はガチャガチャで出てきた海洋堂制作の王妃像のミニチュア版です。
商業ペースに乗せられていると思いつつも、ついやってしまいました。(愛)